Paris Tour 1998 (solo)

 ・・・初おフランス独り旅

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第1日  1998.10.2(fri):東京-パリ
 
第1日 9:40 新宿からリムジンバス
いよいよ出発である。
成田まで約100分の由。
パリの見どころをいろいろ教えてくれたHクンと話していた「渡航先で食いたくなる日本食」の中でも、「卵掛け御飯」が無性に喰いたい(「ネギトロ巻き」よりもむしろ)。昨日喰っておけばよかったと後悔。

11:10 成田空港から空へ


United Airlineなので、南ウイング(第一ターミナル)へ入る。
チェックインの前に銀行で両替。$1=138.2円、1F.Fr=27.34円。

機内では映画、City of Angels(ニコラス・ケージ/メグ・ライアン)、The Truman Show(ジム・キャリー)。City…は面白くない。Truman…は逆に、見入ってしまう。
機内食の味はまずまず悪くない。パンが意外においしい。提携しているらしく、メニューにSTARBACKS(R)がある。
気持ちが高ぶっているせいか、眠くもないし、本なども余り読みたくならない。雰囲気を楽しみつつぼーっとしている感じ。

巨大なパイロン 2日9:40(日本時間3日1:40) ロサンゼルス着
日本との時差は16時間(サマータイム=10月最終土曜まで)、成田発からの経過時間は9時間50分。

ロサンゼルス空港(LAX)はめちゃくちゃ改装中。巨大なパイロン、むき出しの天井、KeepOutのテープなど多数。
入国審査および税関申告がある。一度バゲジクレームを通過しなければならないが、トランジットの場合手続きは比較的簡単。だがセキュリティコントロールはパソコンもバッグから出して起動しなければならないなど、なかなか厳しい。
寄付を求めている人(看護婦系の恰好をした人など)が多い。マクドナルドに、日本人の専門学校生風の団体が群がっている。小腹が減ったが、店に入ってなにか喰う気にはなれず。

12:30(日本時間4:30) LAX発


アメリカ人などは、身体も大きいし普段広い家に住んでいるのに、エコノミーの狭い座席に何時間も揺られ、よく耐えられるものだと妙な感心。
赤ん坊がむずがったり泣いたりする様子は、言葉や習慣に関係なく万国共通だね。また、ランチバスケットのような赤ん坊籠をぶら下げている人が多く、楽しい。
食事は、ビーフが柔らかく旨い。

20:15(日本時間9:15) ワシントン;ダレス空港(IAD)着


夜景がきれい。日本との時差は13時間、成田からの経過時間は17時間25分。
出国の手続きは簡単で、ゲートで出国票を手渡すだけ。
パリ行きということで、飛行機は心なしかガラリと雰囲気が違う。席のデザインも丸みがあり、中央5席、左右に2席ずつ。ド真ん中の人は座り心地もトイレなどに立つのも大変だろうな。

21:40(日本時間10:40) IAD発


アナウンスが英語と仏語に変わる。仏語は「ふがふがふが」と息をめちゃめちゃ無駄に使う感じ。
食事はBeaf or Chicken(Beafを頼む)。よく聞くのはBeaf or Fishで「肉と魚」の対比って感じだったので、珍しく感じる。
隣人はフランス人らしい青年。その生態が面白い。山吹色のジャケットに黒ボーダーのシャツ、ベージュのパンツと服装はおしゃれ。巻き毛。離陸の時にまくらを抱いて小刻みに震えている。食事の前の飲み物はシャンパン。朝の食事(おれはパンにバタとジャムを塗って食べるが、彼はその上コーヒーに浸して食べる)。
仏人女性にはかわいい娘が多い。顔とか小さく、雰囲気のある娘。

途中、かなり揺れるポイントあり。眺めていた本をしまい、ヘッドセットをつけて音楽を聴くことにする。すると流れていたのはベルリオーズの幻想交響曲、しかも「刑場の断頭台への行進」のくだりだった…やれやれ。