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2008/07/20 日

プチ秘境

支笏湖・幌美内から、イチャンコッペ山(828.8m)。
比較的気温が低い予報なので、近場の低山でもよかろうということで支笏湖畔から。

今日もクルマはちびくろちゃん。燃料費半分だもんね。「やす夫(エクストレイル)は、夏場の長距離ではセカンドカー」宣言が出ていますし…(^^;)。

国道453号、丸駒温泉分岐の手前にあるヘアピンカーブの上、幌美内(ポロピナイ)の展望駐車場にクルマを止めます。

駐車場全景(写真中央)を撮ってみますが、霧でなんも見えません。

登山口は、そのヘアピンの突端にあります。小さい矢印の標識がかかっていて、入山届けのポストがあります。

いきなりの急登。
ミズナラやエゾマツの巨木が出迎えてくれます。さすがは国立公園。霧に霞む原生林はそれだけでもう見応え十分です。

登山道そのものは明瞭で迷う心配もないのですが、そこへ覆いかぶさる植物が凄い。大きいのが鬱蒼と育っていて、気分は完全に秘境探検。
蜘蛛の糸がまとわりつくし、ポケットに入れた地図を時々開くと虫がぽろぽろと落ちてきます。なにより、雨や霧のために草についた露で全身がびしょ濡れ。パンツまでぐっしょりでした。
しかも靴の中まで。ゴアテックスなのに…さすが5年目ともなりますと、どこかに穴というか破れ目があるらしい…(5年も経てばゴア自体やばいか)。

登り始めから約2時間で、785mにある反射板に到着。霧で、これもよほど近くまで行かないと見えません。
さらに20分でピーク広場。ピークと言っても、標識があるだけでここが最高点ではありません(三等三角点があるはずだけど、それもここにはない)。眺望優先でこの位置に広場を開いたものらしいです。

その眺望、天気がよければ支笏湖や恵庭岳がどーんと見えているはず。でもまったくダメでした。

そのピーク広場で、ぐしょ濡れのソックスをしぼるおぢさん(^^;)。

帰路は来た道を戻ります。
約1時間半で駐車場。

都合4時間ほどの行程ですが、なかなかワイルドで面白い山でした。

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Comments

そういう所って,ヒルとかいないの?谷川岳周辺は,塩水を足につけていかないとヒルだらけだそうです.
話では、いなくもないそうですが今回は無事でした。
ダニとかもね。

それより蜘蛛をだいぶ連れて来てしまった…(^^;)。

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