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2009/05/20 水

スーパーの裏側

スーパーの裏側―安全でおいしい食品を選ぶために
スーパーの裏側―安全でおいしい食品を選ぶために」 河岸宏和 (東洋経済新報社)


バンズもパテも当店手作りのハンバーガーとか、ほんとにその日の朝に採った地場野菜のサラダとか、挽きたて打ちたて茹でたての蕎麦とか、旨いじゃないですか。

でもそうした料理が旨いのは実は不思議なことではないんだ、というのが読後の率直な感想。

店頭の裏側では(時には表側でも)こんなことやあんなことが起こっている。法律に違反さえしていなければ、明確な健康被害が出ないうちは、効率やコストのためには…。というのが、多くの大規模食品小売の実態である。

著者は製造から販売まで、食品業界で長年にわたって経験を積み重ねて来た人。
マス・プロダクションやマス・セールスが何をもたらしているのか、恐怖をもって教えてくれる本である。

あなたはまだ、スーパーで買い物ができるか…?(^^;)

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Comments

この本、私も読みたかったのだ。毎日スーパーで買ったものを食べている身としては、「なんとなくはわかっていたような気がする」ことを知ってしまうことが怖いような気もしますね。
「県庁の星」なんかで描かれてるようなのが、実体なんでしょうなぁ。

とはいえ、相変わらず、5時過ぎに値引きシールの貼られたお総菜をついつい買ってしまう私。
たしかに20年位前は酷かったと思うなぁ。
安心安全コンプライアンスなんて言葉なかったから(爆)。

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