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2008/05/13 火

ゴミをエネルギーに

胆振管内白老町は今夏、日本製紙白老工場内に可燃ごみの98%を固形燃料化することができる「バイオマス燃料化施設」を建設する。高温高圧でごみを処理する新技術を導入、町内で発生する可燃ごみ全量の処理が可能で、年間一万一千トンの燃料を製造し、同工場に売却する。

新技術は、可燃ごみを最大三〇気圧、二三五度で加圧・加熱処理して、炭になる一歩手前の状態に変える。

昨年十二月から始めた実験プラントでの実証実験では、約十五トンのごみから燃料約七トンを生成した。ペレット状にした燃料は一グラム当たり五千五百カロリー以上の熱量があり、重油や石炭より低いが、「ボイラー燃料としては高い水準」(関係者)を確保した。

環境・自然・科学 北海道新聞

画期的ですねぇ。

昔「Back to the Future」という映画で、タイムマシンを家庭ゴミで稼働させるシーンがありましたが、ああいうものに夢が広がる話題でありますね。

ちょろちょろと胡散臭い省エネをやっているより、よほど実のある方向ではないかと思います。

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Comments

これは、以前安全性の面で問題となったRDFとはどう違うんだろうね。
コンセプトはすばらしいと思うんだけど。。。
RDF?

ははぁ、これですか。
http://www.rdf-kumiai.jp/Fwhatrdf.html

コンセプトは同じようですが、この辺「可燃ごみの燃料化は、従来の製造法では工程が複雑で、発酵ガスによる爆発事故や燃料の品質が一定でないなどの問題が発生していた。新技術はごみを分子レベルで炭化状態にするため、原材料を問わず約五時間で均質な燃料ができる。発酵ガスの発生もなく、ごみに混入した不燃物などを除き、ほぼ完全に燃料化できるという。」が違うのかな?

熱量は微妙にこっちの方が大きいようですね。
30kg/cm2で235℃にするエネルギーとCO2は、再生産するエネルギーとバランス的にみてどうなんでしょう?

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