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2008/06/20 金

カルチャーについて

ついでにもひとつ「悩めるIT」シリーズです。

最近よく感じるんですけど、ITが隆盛になって日本の文化(というと大げさなのでやっぱりカルチャー?)が軋んでるのではないか?ということ。
ちょっと唖然としたのは、次のようなメールを受け取った時でした。


「ありがとう!」ってなんだ。

要はアメリカ語でメール末尾によく使われる「Thank You!」をそのまま訳したものだと思うんだけど、少なくとも、日本語話者同士のビジネスメールではこういう表現は使いません。馴れ馴れしいんだよ。

アメリカ国発のIT用語が入り込むようになってから、日本語は変化しています。日本語がこなせていない翻訳者(か、アメリカ語もこなせていない技術者や編集者)が訳した直訳調の日本語が横行する…どころか、スタンダードとして流通するようになっています。

言葉ですから変化はしょうがないんですが、こうして無批判にアメリカ国に喰い込まれていくのはいい気がしませんですねぇ。

(だから、子供時分にアメリカ語の授業を増やすのには反対です)

*
あまり関係ないのですが、


よ…読めねぇ(笑)。
書いてあるように「別の単語で試」せばいいんですけど、それはそれとしてスパム対策のために(結果的に)相手に手間をかけさせるシステムって変だよね。

この例は些末ですが、相手の理解や手順のスムーズさといったものへの配慮が全般に足りないと思います。
このアジャイル時代に時間も足りないんでしょうね。でもカネ取る商売のレベルに達していないサービスが多すぎます。
要は子供文化なんでしょうね。(あのGoogleを辞める人の中には、その職場環境の子供っぽさがイヤだという人が多いそうですが)

ITの抱える、なんというか「熟れていなさ」が鼻につく昨今です。(トシとったのかな?(笑))

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