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2009/03/03 火

羊蹄山雪崩遭難

命には別状なかったようで、まずはヨカッタ。

後志管内喜茂別町の羊蹄山(一、八九八メートル)で二日、登山中の男性四人が雪崩に遭い、一人が右足を骨折した事故で、道警の救助隊とともにビバークしていた四人のうち、三人は三日午前、道警ヘリで救助された。残る一人は天候が悪化したため、救助隊とともに歩いて下山した。
倶知安署などによると、骨折している函館市○○○、会社員○○○さん(46)はヘリで札幌市内の病院に搬送。別の一機が二人を同管内ニセコ町内のヘリポートに運んだ。歩いて下山する一人を含め、三人にけがはないという。
同署によると、四人は二日午前八時半ごろ、同管内京極町の登山口から入山。標高一、四三〇メートルまで登り、○○さんがスノーボードで滑り始めたところ、雪庇(せっぴ)が崩れて雪崩が発生した。○○さんが巻き込まれ、約百八十メートル流されて体半分が埋まった状態となったが、三人が救出し、110番通報した。
雪崩は幅二十-三十メートル、長さ約百八十メートル、厚さ約二十センチ。事故当時は吹雪で、視界は三十-五十メートルだったという。四人は自力で百メートルほど下ったが断念し、雪洞を掘ってビバーク。二日午後七時すぎ、道警の救助隊が四人を発見し、合流した。
道警によると、最近の冬山遭難は、スノーボードやスキー目的での入山が多く、装備が不十分な場合もあるという。二月八日には後志管内蘭越町のニトヌプリ(一、〇八〇メートル)でスキーツアー客ら四人が雪崩に巻き込まれ、二人がけがをした。

3人をヘリで救出 羊蹄山雪崩遭難 1人は自力で下山-北海道新聞(社会)


教訓:
  • 「事故当時は吹雪」…雪崩は吹雪の中で起きる、とはたびたび指摘されるところである;吹きだまり(重いスラブ)が急速に発達する、積雪が安定していない、視界が悪いなど
  • 「110番通報した」…初動はセルフレスキューが基本、そして110番(警察に直接通報)する
  • 「百メートルほど下ったが断念」…(状況はわからないけど、一般論として)骨折した人が一人いると、男3人でも下ろすことができない
  • 「装備が不十分」…なにをもって十分とするか? 山に持っていくものを考え始めたらキリがないけど、三種の神器、行動食・飲み物、保温対策(ツェルト・レスキューシート・ダウンインナーなど)が必須だろうか


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沢の名でググったら、37が参加している滑走記録が出てきたぞ(^^;

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Comments

京極はあんまり好きじゃないけど、たしかに出てきても不思議じゃない、かも(というくらいは行ってるような…)。
今回少しだけ小耳に挟んだ情報によると、報道と現実は状況が違うみたいですよ。
ふーん、なんだろ?
「男3人でも下ろせない」というよりは、むしろ「夜の移動はキケン」という判断だった、というのはちょっときいたけど。
どんなにすごい人でも運が悪いと亡くなってしまいます。
ゆえに絶対は無いのですが、よりリスクを少なくすることはできます。
そのための啓蒙活動を微力ながら続けていこうと思っています。
>進パパ
そうですね。
このエントリーも微力ながらそのような…いややっぱ自分のためか(笑)。

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