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2011/03/22 火

震災と北海道

震災から2日後の日曜、スーパーへ普通に米を買いに行ったら、高単価のゆめぴりかを残して棚はすっからかんだった(唖然)。

周りを見ると、報道されている通りカップ麺、水、保存食、ペーパー、電池などの棚に空きが目立つ。

一方では交通機関が止まった時などの冷静さが海外でも驚嘆されるほどなのに、一方ではこのパニックぶり。日本人…と一言で括るのがそもそも間違いではあるが、日本人いったいどうなっているのだ。
そうはいいつつ、北海道の生活はほぼ平穏である。

被害は出たが東北関東に比べればましだし、東北太平洋側には親類縁者も特にはなく、友人知人もおおむね無事らしい。

スーパーになかったものも、コンビニに行くとあったりした。

ところで、食品流通業のクライアント某社で聞いた話では、

直接的にはいちご、鶏肉、そしてほうれん草などが影響を受けている。その他は物流の問題が大きい。
魚介類は三陸にある冷蔵倉庫がやられたり、メンテナンスで寄港していた北海道のさんま漁船などが被害を受けている。海草類も宮城周辺産のものが多いらしい。
惣菜では、揚げ油がショートしそう。
グローサリーは商品が集まらない。

…等々。

確かに短期的にも影響があるが、北海道ではむしろ中長期的に問題が出て来そうな気がする。

そのほか仕事先では、

コピー用紙の発注ができないとのことで、コピー時に両面印刷・多面付を励行するようにとのお達しが出る。
今週からは新聞へのオリコミチラシも激減している。(新聞販売店も困るべな)

など。

気になるニセコの状況としては、

海沿いのアクセスルートが一時通行止めになったほかは、(燃料節減のための)シャトルバス減便や営業期間の短縮といった措置。あと先日も書いたがオージー始め外国人が大挙帰国しているので(単に季節要因もあるだろうが)、営業的には痛そう。

そういえばガソリンも、店によって違うらしいが、オレがいつも行っている店では30Lの数量制限がかかっていた。

あと、

3/17に1ドルが76円25銭と戦後最高値を更新。(普通に考えると下がりそうなものだが、投機筋の思惑が働いたらしい。ゲンキンなものである)
ふっとスケベ心がよぎって、買おうと思っていたある品を海外通販サイトに見に行くと、日本へのシッピングは500ドルまで、と制限がかかっていた。そののち、さらに発送停止になった。うまくできているものである(違)。

日本のスイッチがなにか切り替わってしまったのは事実で、長い目で見れば政治や生活を見直す機会であるという思いも湧きつつ、先行きは実に不透明だ。

総じてダウン&ナーバスな気分が続いているわけだが、松山千春がいいことを言ったそうだ。「知恵のあるやつは知恵を出せ。力のあるやつは力を出せ。金のあるやつは金を出せ。なにも出せないよ…というやつは元気出せ」と。

元気出して行きたい。

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