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2005/10/14 金

成立直前に読了(^^;)

郵政民営化論―日本再生の大改革!
成立までに読もうと思っていた「郵政民営化論(小泉・松沢)」を読了。
新刊は在庫切れ中なので、定価より高かったんだけどAmazonのユーズドでポチしちゃった…。

いやーしかし。
この本を読んで、郵政民営化に反対する人はいないんじゃないか。ぬくぬくと肥え太った郵政関係者以外には。

これは1999年の本で、その後の「2000年問題」や公社化がすでに通過しているので、書かれた当時とは状況がいくぶん違っているだろうが、肥大し、民業を圧迫し、血税を食い潰し、「痛み」の蔭で甘い汁を吸っているもの達の存在は変わるどころか、さらに巧妙かつ陰湿になっていると思われる。

翻って、「法案」はどうか。
その巧妙さに、文字通り虫食いになってはいないか。
そもそも郵政民営化は国が給与を負担する公務員数の減少には全くつながらない」(立花隆氏)ってどういうこったい。

国民投票を経てついに成立となる郵政民営化法案だが、基本的な害悪を一掃するものとは思えない。
民営化は是だが、その性急さを危惧するむきもある(→AllAboutなど)。
いずれにせよ、座して経済破綻を待つしかないのか…そんな気分である。

*
ところで、この本の母胎となった「郵政民営化研究会(小泉会長、松沢事務局長)」には、かの前原誠司氏も名を連ねているじゃないですか。
なァんだ、盟友なんだ。

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