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2007/07/10 火

ポスフール名寄店の件

札幌に本社をおく総合スーパー、ポスフールが近頃元気なんである。
藻岩店などを中心に店のデキもとみにイイと、ご近所でもウワサになっている。
冬シーズンには余市店にときどき寄る(お総菜が充実しているから(笑))。
8月には「イオン北海道株式会社」が誕生し、大資本との連携が本格化する。

で、このほど名寄に新店舗を開くことになった。
延べ床面積、約29,500m^2だそうだ。

当然ながら地元商工会議所などは猛反発し、大規模店舗の出店を規制する建築条令を、世論を二分しながらも(そりゃ、消費者の方は楽しみだもんな)制定する。だが施行まで時間があったために、ポスフール側は強行着工に踏み切ろうとしている。

まぁ地元商店街には気の毒だが(長い目で見れば一概に気の毒でもなさそうな気もするが)、なんだかんだで消費者はこういう新しい店に行くよ、うんうんと思っていたら、ちょっと雲行きがアヤシイ。

商工会議所との対立は尾を引いたまま。
市長は「今からでも条例を制定した市民の気持ちをくみ取り、軌道修正してほしい」と着工見送りを要請。
さらに道知事(はるみちゃん)までも「関係市町村の十分な理解を得てほしい」と市側の意向を支持。

これに対して、ポス側もおいそれとはいかず、「二年前から準備を進めてきた計画。出店断念はかえって地元の期待を裏切ることになる。今後は地元のご理解をいただくよう全力を尽くし、商業者との共生を大切にしていきたい」として引かない構え。

まぁ結局押し切って、開けば開いたでみんなこういう新しい店に行くよ、うんうんと。思っていたら。風雲はさらに急を告げる。

それが本日のニュース。

日本商工会議所は九日、道内スーパー大手・ポスフール(札幌)による名寄出店に地元が反対していることについて、経済産業省が同社に出店自粛を働きかけるよう、文書で要請したことを明らかにした。日商によると経産省側も前向きに検討する姿勢を示したといい、ポスフール進出問題は国や日商を巻き込んだ動きとなった。

経済 北海道新聞

日商や國が出て来ちゃったよ。
ちょっとバランス的にどうなの、と思いつつ。

さぁさぁ、ポスフールはどうするのだろう。
ちょっとナリチュー(成り行きが注目される)。

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Comments

大型店の出店でどこもかしこも商店街がシャッター街になってますね。
地元の商店が反対しようともどうすることができなかったよね。
もし今回名寄の自治体、商工団体による出店の阻止ができたのなら、その手腕、努力を絶賛したいです。
昨日、とりあえず着工したようです。
今朝の新聞によると、延べ床面積は31,500m^2とのこと。イオン石狩緑苑台SCが26,806m^2ということですから、あれよりちょっと大きい規模か。

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