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2010/01/31 日

充電池でビーコン

アバランチビーコンで充電池が使えたら、いつもフレッシュな状態で使えるし、ある程度減っただけの電池をムダにしなくていいのではないか。
と素朴に思ったんだけど、ネットで調べてみても「使えそうだ」とか「使えないはずだ」とか可否両論の記述ばかりで、「やってみたけどこうだった」という実地報告が見つからなかった。

ならばってことで、自分で簡単な実験をやってみた。
アルカリ乾電池1.5Vに対して一般的な充電池は1.2V。回路が1.5Vで設計されているはずなのでまったく動作しない。という意見を見かけたが、その辺が正しい気がする。

さて、ビーコン(PIEPS DSPの初期モデル)を2台。それに通常(標準)のアルカリ乾電池と、充電池エネループをそれぞれ用意する。

片方のビーコン(アルカリ乾電池入り)を発信モードにし、バッグに入れて放置。もう片方(同)を受信モードにして持ち、電波をぎりぎりロストしない距離まで離れる(直線距離約50m、表示距離79m)。

その位置で、満充電したエネループに交換する。

新品のアルカリ乾電池なら残量100%と表示されるところ、エネループは88%と出た。

受信モードにすると、電波は捉えなかった。やっぱり…と思ったが、2~3歩前へ出ると、やや不安定(ついたり消えたり、ついても距離表示が若干迷ったり)ながら表示はされた。さらに2~3歩進むと距離表示が詰まり始め、方向も問題なかった。

どうやら「動作はする」らしい。

ま、この程度の実験だけど、電池の保ちや探索距離に影響がありそうなのと、動作の不安定さはやはり気になる。実際に使うことはないと思う。というのが結論だな。

ヘッドランプには同じ単4のエネループが使えるので、万一の時(想定しにくいけど)に予備として考えることはできる、くらいか。

ちなみに、実験場(近所のN公園)は写真のごとし。電波はループ状に走っているので、ビーコンが指示する方角へ歩くと左側の線のようになる。上記の直線距離と表示距離の差はこれだろうか。


*
公園の野球場では、子供が乗ったゴムボートをスノーモビルが引っ張っていて、子供の楽しそうな声が響いていた。公園のアトラクションなのかな?

あとクロスカントリースキーで闊歩している人も思った以上に多数。

のどかな日曜の昼下がりであった。


(2010/2/19追記)

充電池でビーコン(2)を書き足しました。

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Comments

貴重な実験、ありがとうございます。
1.5Vでの設計ってのはちょっと眉唾もんですが、
HYの実験結果から推測すると、1.3V前後で動作の
境界がありそうな感じですね。

減った電池をヘッドランプの予備にまわすのはどうでしょう?
ヘッドランプはそんなに電力消費しないのよ(笑)。

次になにか電気製品を買う時に、単4電池が使えるものを選ぼうっと。

しかしもう少し電圧の高い充電池ってのは不可能なのかねぇ。実用域に達してないんだろうねぇ。
夫はエネループで100%と表示でるようです。違いはなんでしょう。ファームのバージョン?
>秋
ほ~、そうなんですか。
確かにファームはバージョンアップしていない。
やっぱりシロウト実験はダメじゃのう(^^;)。
HYのバージョンは?

50%表示の時のアルカリ電池の電圧を測ってみるのもおもしろい鴨。
取説に書いてあるかどうかわからないけど、ネット情報から想像するに「2.8」というやつでしょう。
「6.2」が最新らしいね…(毎年アップデートされているとは)。

バージョンアップには購入店に持ち込んで3,150円とか必要。店によってはメーカー送付のため、納期もかかる(秀岳荘は確か店頭で対応)。
いま持ってる機種に最新のファームが入れられるかは不明。

ちなみにダウンロードはできるモヨウ。
http://www.pieps.com/de/files/cat_view/25-pieps-dsp.html
たまたま日曜日に子供と乗りました。iPhoneで撮った動画をどうぞ
> Sesame
ご投稿ありがとうございます(笑)。
でも、やっぱ回転系はだめェ~~><

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