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2000/10/09 月

マークスの山

マークスの山
マークスの山 (高村薫) 早川書房

高村薫の出世作。直木賞受賞作ともなった骨太の推理小説である。
ある山中での事故(事件?)を発端に、一見関係なさそうに見えるいくつもの事件が、やがてひとつの形をなし始める・・・山岳の陰影と人間の心のヒダヒダが絡み合って、なんとも言えない濃厚な緊迫感が漂う。文句なし面白い。
「文庫本になったら買おう」と長く長く思っていたが、ならないので友人に借りて読んだ。最近ようやく文庫になった(なぜか講談社文庫)が、どうやら“書き直し”と言えるくらい加筆されたらしい。それも読まねぱ。

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