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2005/05/09 月

社会の体質について

日刊デジタルクリエイターズというメルマガを、時々読んでいる。
時々っていうのは、神田敏晶さんという人がコラムを書いている時だけということ。

今回も、論旨明快、優れたバランス感覚でオレも言いたいことをズバリと言ってくれている。
JR西日本の事故を巡る一連の動き。
報道社の、JR西日本自体の企業体質、ひいては昨今のJALの、また三菱ふそうの企業体質、さらには國の体質にまで話は及ぶ。
うんうん、そうなんだよ。である。
こういう人がいてくれるから、ペン持たぬオレもまだ熟睡できるんだなァ。

しかし。
コラムの最後にバクダンが控えていた。

※この意見はあくまでもKNN神田の個人的意見であり、日刊デジクリの意見ではありません

[dgcr.com]デジクリバックナンバー


この一文は何だろう?

掲載(配信)はしましたよ、でもウチは関係ありません。そう読める。
仮そめにもジャーナリズムなのに、掲載(配信)した文章に編集部が信念や気概を持たなくてどうするのだろう。
神田氏自身が気を遣って付記したのかも知れない。
が、なおのこと、この※を削除するくらいの哲学はないのだろうか。

ちょっと、インチキ臭いんじゃないか。
媒体そのものの編集体質を垣間見てしまったようで、気持ちが悪いのだった。

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Comments

ジャーナリズムじゃなくて情報発信の場を提供しているだけなんじゃないでしょうか?
いいねぇ、この神田敏晶さんという方の表現力。
最近のメディアの重箱を突くような報道には嫌気が差していたところだったから、私的にも「言いたいことをズバリ」って感じ。

最後の一文は、、、重箱を突っつ人やメディアを相手にしたくないという表れのように聞こえるな?。
何か言ってきても相手になんかしてやらん。って。

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