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2002/02/03 日

強力伝・孤島

強力伝・孤島
強力伝・孤島」 新田次郎 (新潮文庫)


八甲田山のついでに…というと語弊があるが、その昔マンガ化されたものを読んだことのある「強力伝」を読んでみたくなり、購入。

マンガはとにかく非常に力強く、そして何ともやりきれないような結末だった、ような記憶があった。そういう思い出的な記憶は、読み返してみると「な~んだこんなもんだったか」と思ってしまうことも多いのだが、この本に関しては、迫力ある筆致に印象を新たにした。50貫(約187kg)を背負って白馬岳に登る…だなんてなぁ。これも怖い怖い小説である(とは言え実在のモデルがいる)。

ちなみに、今調べてみたらマンガは池上遼一の手になるものだったようだ。懐かしいな。

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