10年後の日本
10年後の日本 『日本の論点』編集部編 文春新書
出版されたのは昨年ですから、もう「9年後」に迫っています。その時、日本はどうなっているか…という本。と言いつつ10年後は決して未来ではない。まさに、いま現在の問題そのものが語られているわけです。
しかしまぁ~見事に、目をそむけたくなるキーワードの数々。
- 格差の拡大、「階級」の固定化。
- 検挙率の低下、治安の悪化。
- 消費税は15%に。
- 医療や教育の地盤沈下。
- 年金の崩壊。
- 増える年寄、弱くなる子供たち。
- 団塊の定年、人口減少の中に潜む悲劇。
- 1000兆円の超大台(そしてハイパーインフレ)が見えてきた、借金大国日本。
外を見ても、大中国の覚醒による資源の食い潰し(お陰で、ガソリン相場も下がらない)や、「南北」合流によるアジアの緊張増大。懲りないアメリカは二酸化炭素の出し放題…。
できればアオリか釣り、それか悪い夢であって欲しい。っていうくらい、いい材料はありません。
安閑としている間に、ここまで追いつめられていた。
本当の話、日本沈没は近いです。
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Posted by た at 2006/07/15 15:32