Paris Tour 1998 (solo)

 ・・・初おフランス独り旅

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第6日 1998.10.7(wed):Paris-Colombus, Ohio
 
第6日 6:30 目覚ましで起床
荷造りを始める。
TV(France2)で天気予報のおにいちゃんとキャスターのおねえちゃんがふざけている。楽しげだけど、いいのかなあ? あれもフランス流なのかなあ。

今日はこれから空港へ向かい、アメリカ(オハイオ州コロンバス)を目指す。泊めてくれる友人・K氏とうまく連絡が取れればいいが…。

9:00 チェックアウト


タクシーを呼んでもらう。少々手間取ったようだが、無事つかまる。
待っている間にホテルの料金表などを見ていると、1泊395Fとある。10,000円弱。日本とだいたい同じような感覚だろうか。朝食は50F、こっちも、大体こんなもんだろうが内容を考えると少々高い気もする。
タクシーが来る。一路、シャルル・ド・ゴール空港へ。車中にはインド音楽が流れている。運転手サンはインド系かも。

途中、サッカーワールドカップの開会式で使われたスタッド・ド・フランスがある。流線型が印象的。

渋滞もなく、空港まで約30分、195F。ガイドブックには250〜300Fと書いてあったので、早めに着いたものらしい。オツリをチップにしようと思っていたが半端になってしまったので、200Fの上にさらに20Fを渡す。喜んでいた。

香港あたりのモデル風? シャルル・ドゴールから再び空へ
まだ少々時間があったが、香港のモデル風のおねえちゃんたちに見とれていたりしたらすぐに時間が来た。
エコノミーのカウンターは特になく、裏手に看板を立てて入り口にしているのだった。何だか疎外感。そこで荷物全部(パスポートにまで!)にセキュリティシールを貼られると、ようやくチェックインカウンターである。スーツケースを渡し、ゲートへ。

心なしかおしゃれなロビー 待合い所は、広い空間にゆったりとした青と赤のソファが連なっていて、洗練された雰囲気が漂う。フランスだなあ。

ゲートが開き、機内へ入ろうとするところでまた係員の質問。空港内で買ったものがないかどうか聞かれたようだ。フランスの出国はなかなか厳しい。

13:15 離陸


座席の前に液晶モニタがついていて、ケーブルTVなみのチャンネルが楽しめる。また、MAPチャンネルのGPSによると、Remaining Flight Time7時間40分、米東部との時差は6時間。
映画もいくつもやっている。GODZILLAなぞを見る。相変わらず機内では眠くならないし、本なぞも読めない。

15:15(ワシントン時間) 着陸


気温は19度。パリから出てくる時は13度だったので、だいぶ蒸し暑い。
入国審査、税関(申告するものがなければほぼ素通し)、途中で荷物を再び預け、手荷物のX線検査、そして国内線乗り換えでシャトルバスに乗り、どん詰まりって感じのA14ゲートに移る。

パリ時間では夜半に当たるので、少々眠くなってくる。
コロンバス行きのフライトが17:10なのに一向に動きがなく、少々不安にかられてゲートのおねえちゃんに訊きに行くが、要領を得ず。その後は「遅れてるのか?」とか訊いてもほとんど無視である。おねえちゃんもいい加減イヤになってるのかも知れないが、失敬だなあ。

「隣」の同型機。ちっこいぞ、おい(^^;) 17:20頃になってようやくゲートが開く。どん詰まりのゲートなので、てっきりシャトルバスに乗って行くのかと思ったら、少しだけ歩いて、なんと4〜50人乗りかと思われる、プロペラ式の小型旅客機である。
昔、千歳-青森間で乗ったYS-11を思い出す。かわいー。
スチュワーデスも、ベテランの人1人。ドア越しにコクピットも見える。

雄大な雲海 離陸後しばらくして外を眺めると、雄大な雲海が見える。
大陸の上にかかった何層もの雲に夕日が照りつけ、幻想的なまさに「海」を成している。雲の盛り上がりは、果てることなく敷き詰められた綿の原野のようである。
これほどの風景は初めてだ。

19:15 コロンバス空港(CMH)
予定時刻を若干遅れて着陸。
空港であやうく行き違いになりかけて冷や汗が出たが、無事K氏と落ち合う。

オハイオ州コロンバスはたたきつけるような雨。
パリ時間では真夜中だが、K氏に誘われるままレストランに入り、「アメリカの洗礼」たるステーキに舌鼓を打つ。
いよいよアメリカでの1カ月の始まりである。