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2006/08/02 水

酸素の効用

人間は酸素を使わないのであればフツーに130歳まで生きられる、という説を何かで読んだことがあります。
ま、人間の呼吸には不可欠ですし、富士山に登る時とか、乳酸の代謝を促進するなど運動生理の面からも有用性は指摘されているわけですが、強い酸化作用があることから、「酸素は有毒である」という言い方がされることもありますね。

そんなウロ覚えの知識をもって日々を過ごしている昨今ですが、「酸素系飲料」というものが流行っているようす。

酸素入り水は、「現代人の酸素不足を補う」との触れ込みで酸素吸入できるようにしたバーやサロンなどと一緒にテレビなどで取り上げられ、大手メーカーも相次いで商品化。サントリーの推定では「酸素系飲料」市場は500ミリペットボトル換算で約7200万本規模。飲料全体からみればごくわずかだが、昨年の3倍以上の成長が期待されている。

asahi.com:酸素入りの水が人気、でも「飲む」とどうなるの? - 暮らし

…んだそうで。

ただし、「だが「飲む酸素」の「効き目」は、科学的にはよくわかっていない。」とも。(ま、科学も0.1%ですが(笑))
そもそも水に含まれ得る酸素の量は微々たるもので、呼吸で摂取する量とは比べ物にならない。
実験してみたが、最大酸素摂取量やバテるまでの時間は普通の水と変わらない。
などの説明が、この記事でも続いています。

とすると、例えば「普通の水の5倍」とか言ってもやっぱり微々たるものだし、「リフレッシュや疲労回復などに効果があるとされている」というメーカーの説明(参照)も大して根拠のない(イメージ的な)ものとしか言えないみたいですねぇ。やっぱりね。

よそさまが何を飲もうと結構なのですが、オレは飲まないだろうなぁ(笑)。

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Comments

活性酸素がテロメアを壊すから寿命が短くなるという話を私も聴いたことあるけれども(前の職場の教員から聴いた話です)、活性酸素が老化に関与していないという学説も発表されたようなので、ようは「よくわかってない」んでしょうね(笑)。

ま、おいしければ飲むかもしれないけど、私も飲まないだろうなぁ

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