2006/04/08 土

[27]イワオヌプリマンセー!


「この先30km/h制限」の雪原
イワオヌプリ(1,116m)に登って来ました。
里山でない初BCといったところか?

ひとことで言うと、素晴らすかったっ!!
ちょうど天気にも恵まれ、かといって暑いほどではなく、うっすらと降ったあとらしい一面の面ツルです。一面の面ツルですよ皆さん! いやぁ、雪山歩きっていいなぁ…。

クライミングサポートの悩みは、やはりヒールプレートの位置だったらしく、今日はまったく問題ナシ。要は、すげー足でかい人用のポジションにヒールプレートがついていたのだった。
なので登りもらくちん。気分もうきうき。快調に歩を稼ぐことができました。

しかし。
コトはただでは済まなかった。
中腹の陽当たりのよい辺りに、3cm厚さのスラブになっている地帯あり。表面がでろりと剥ける感じで、しかも下はザラメ状のクラスト。シールもエッジもききません。これは初体験な雪質でした。結構急斜面を斜行していたんだけど、前へ進めなくなり、キックターンも決死の状況でした。
何とか足場を作り、先行するパーティに倣って、板をザックにつけてツボ足直登することにしました。これも初体験でっす。第一、テレブーツってのは先端が柔いので、雪面に刺さりにくいですよ。

結構難儀しますが、この急登を越えればあとはピークまでひと足です。

ピークは結構強い北西風が吹いています。しかしぐるりと360°の眺望が開けました。素晴らすかった!(再掲載)
お隣のアンヌプリ、その向こうの羊蹄もクッキリです。

そういや今日も偶然、あのお方が羊蹄を登っているはず。
「cha--mp--!」 呼んでみました。いや、聞こえたに違いありません。今日は餃子のイメージです(意味不明)。

下りは面ツルを一気です。
最近ゲレンデ練習をしていないせいもあっていっそうヘタレですが、気持ちいかった。サイコーです。マンセーです。

iwao.jpg
アンヌプリピークから見たイワオヌプリ之図。
クリックで拡大。赤が登り。
やられました。
しっかり、雪山にハマりましたね。

2006/03/18 土

[25]超基本

…の雪山のひとつと思われる、塩谷丸山に行って来ました。

駐車スペースに他のクルマは無し。殆ど民家の横だし、ホントにここ停めてもいいのかな?と思って気が引けるが、叱られたらその時だ(ぉぃ)、っていうわけでそのまま出発。

雪質はザラメになりかかった固モナカ。トラックがなくても歩きやすい。
と言いつつクライミングサポートがやっぱダメで、ちょっと踏ん張ると簡単に倒れてしまう。ヒールプレートの位置が良くないのかな…家に帰ったらまた調整してみよう。


すっかり山オヤジな風情。
曇りだけど、風も弱くて快適。ウェアはザックに被せてフリースだけにしたので、前週のように汗だくってほどでもない。
樹林帯を抜けると、素晴らしい眺望が広がった。
気持ちえー!! 仕事の憂さもどこへやら、でつね、ホント。

2時間半ほどでピーク(629.2m)へ。
はるか南方には、羊蹄山の真っ白いピークが見えていた。
「cha--mp--!」と呼んでみた。聞こえたに違いない。

おにぎりを頬ばった後、直下の広いところで少しビーコン探索の練習をしてみた。
思ったよりかなりピンポイントで指示されるのでびっくり。
奥さんが「Serch」モードにしたところ、2人目の埋没者が表示されたのにもびっくりしたが…(何だったんだろう)。

塩谷駅上空2000m
赤=登り、青=下り
さて、下り。
ピーク下の大斜面は面白かった! 前回こういう斜面はなかったからなー。
多少足を取られて難しかったし、距離も短いんだけど、自分の足で稼いだという充実感は間違いなくありますね。

下りは約20分。
早っ。
これは夏山にはない大メリットですな。
(その分登りは大変だけど、それでもね)

*
ところで、上記大斜面でプローブ(ゾンデ棒)を拾いました。
お心当たりの方は取りあえずコメントを。

(山で拾ったものも警察に届けた方がよいのかな? よくわからなかったんで取りあえず預かっています)

2006/03/05 日

[24]デビュー戦

ネオパラ登行イメージ
登行イメージ。
赤=登り、青=下り
クルマを停める場所までうちから15分! 手稲山サブピークの838m峰(通称ネオパラ)に登って来た。
一応、雪山デビュー!
雪山の先輩で、奥さんの姉ちゃんのダンナの弟(←長っ)・エイジくんと一緒。
何しろいろいろ不慣れなんで登りに4時間(早い人なら2時間程度らしい)もかかっちゃったけど、ちょうど天候もよくて、サイコーな山行なのだった。

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予報では最高気温が+5℃というし、寒くはないだろう…とは思ったけどこれがまず暑いのなんの。登りは汗ダクだった。
稜線あたりから風が吹き始め、ピークでは雪模様だったので、装備が多すぎってことはなかったけど、なかなか難しいもんです。

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シールの威力にはびっくり! 多少はズリ落ちたりするのかと思ったら、かなりの登坂能力だった。
想定外だったのはバインディングのクライミングサポート。バネが甘いのか、全然立たねぇ~。少し改造しなくちゃならんか。

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ルートファインディングは意外に難しい。登りは夏よりも地形がみやすいので特に問題はないが、下りはすぐに「あれ?こっちでいいんだっけ?」となる。よほど注意しなければ。
上のオープンバーンでは、横幅10m、亀裂の幅1mくらい、深さ1m以上(地面まで)、の大クラックがあってびびる。

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雪は完全に春の腐れ雪。
新雪もあったのでピーク直下くらいは面白かったけど、あとはまだシールつけてんじゃないかと笑っちゃうような重雪だった。
ザラメになったらまた良さげねぇ。

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久しぶりに足腰がガクガクになった。(靴ズレもできたし(^^;))
けど、登り途中の休憩時なんかは本当に気持ちよかったなぁ。
病みつきになりそうっす。
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