2006/09/24 日

ああ無意根

羊蹄から中2週空いたので、足慣らしに軽めの山を、ということで無意根山を目指すことにしました。

国道230号線沿いの登山口まで行ってみると、なんと開いているはずのゲートが閉まっているじゃありませんか。
ここからとなると、往復3時間のロス&辛い林道歩きが待っています。
楽しみにしてやって来た山歩きでしたが、一気に引きました(^^;)。

しかしなんでだろう。
税金を使ってつけた道を、なぜ恣意的に閉じたり開いたりするのか。
役人のやることは本当に腹が立ちます。

さてどうする。
このまま帰るか。近いけど紅葉はまだな豊平峡に踏み込むか。さらに足を伸ばして、いっそニセコあたりまで行ってみるか。
折しも好天なので、きっと羊蹄がきれいに見えるだろうと思い、五色からアンヌプリに登ることにしました。

なるほどピンネシリとマッネシリといった構図の尻別岳と羊蹄に見惚れつつ中山峠を降り、ひらふを通って五色温泉へ。
ここから山頂まではせいぜい1時間半程度なので本当に足慣らしです。
少々暑かったけど、ピークからの眺めはよかった。このまままた、ぼーっといつまでも眺めていたい気分でした。

写真は、ピークから羊蹄を望む。藤原の沢から第七(K4)の壁、ゴンドラ駅、山田の街並み、そして聳える羊蹄まで、やや霞みつつもずーっと見えていました。

無意根から意気消沈して直帰して、1日くすぶらなくてよかった…。

2006/09/03 日

羊蹄に愛を感じた日

IWA&三四郎を迎えた「羊蹄祭り」での敗退以来懸案となっていた後方羊蹄山(1,898m)、ついに大制覇となりました。


2合目手前で迎えた「ご来光」。
天気図を横目で見ながら、これは土曜日しかあるまい!ということで、金曜の夕方に札幌を出発(おい、仕事は?(笑))。
半月湖野営場で車中1泊し、5:00起床・6:00出発、標高差約1,400mを歩き通して15:00帰着、意外に面白い山歩きと、その素晴らしい眺望を思う存分、堪能して来ました。

(以下長文)

2006/08/27 日

エエンニワ


第一見晴台から、
ピークのドーム。
移動性高気圧のまっただなか、恵庭岳に登って来ました。
真っ青な支笏湖、北には遠く羊蹄や尻別岳、そして見るからに崩落著しい山頂ドームなど、それは素晴らしい眺望を楽しめたのでありました。

しかし…まだまだ暑い。標高差も900mくらいあり、ロープ場が延々と続く場面も。急登・急降続きで最後は膝が棒になってしまいました。

*
登ったと言っても、ここは2003年だかの十勝沖地震の際に山頂直下が崩落、登山道がなくなったということで、九合目あたりにある第二見晴らし台(1,200m付近)まで。往復5時間弱の山行でした。

なおエエンニワとは恵庭岳の語源で、頭・尖っている・山の意だそう。

2006/08/07 月

ヌタプカウシペ

7:00発のロープウェーに乗りました。
駐車場はガスです。
今日は晴れるとは踏んでいるものの、前日は激しい雷雨(と、駐車場のおじさんが言っていた)。さてどうなりますか…。

ほどなくロープウェーは雲海をつき抜けました。
上はなんと、感動の大快晴だったのであります。

(以下長文)

2006/07/30 日

神居尻山


延々と続く急階段。
札幌近郊の有名どころはだいぶ制覇して来たゾ、ってわけで、今回は初めて北方向へ足を伸ばしてみました。当別町にある神居尻山(かむいしりやま=946.7m:三等三角点)です。

出発点は、「道民の森」神居尻地区です。
俄道民の私は知らなかったんだけど、非常に広大な自然公園なんですね~。この地区だけでも立派な施設なんだけど、全部で6地区もあるとは…。驚きです。

ともあれ神居尻地区。参考にしたガイドブックでは、クルマは総合案内所の駐車場に止めることになっていますが、登山コースがA~Cまであり、それぞれの近くまで入って行くことができます。コースを事前に調べるといいでしょう。

今回は、急登のBコース(赤)からピーク(黄)を踏み、ロングトレイルのAコース(青)を使っておりる、というコースです。

登り始めは9:15。オホーツク高気圧が張り出していて、天気がいい割には爽やかな風が吹いています。それでもけっこう暑い…。
そんな中、非常に急な木階段をゆっくりと詰めて行きます。なにしろ急なんです。ゆっくり、ゆっくりなんです。途中、こんな道を走って登って行く人が一人、また一人。山頂で聞くと、山岳レースの国体選手たちだそうで。すごいなぁ。私はあんまりやりたくないなぁ(^^;)。

まぁそれでも、景色を楽しんだり、南側から吹き上げてくる涼風に一息ついたりしつつ、山頂に着きました。ちょうど2時間でした。(国体選手は50分で登り切ったという…)
山頂ではいつものおにぎりなのですが、今日の中身は虎杖浜のタラコだし、名物酢卵もついています(疲れた体に酢はサイコー)。充実した昼食です。

30分ほど休憩してAコースから降りようとすると、登山口から抜きつ抜かれつだったおじさん達に「Aから降りるの! 長いらしいよ~」と同情?されました。そ、そんなに長いかなぁ。

この山は結構アップダウンが多いんだけど、巻き道というものがないんですよ…。ずっと尾根づたいの道なのでしかたないですね。
途中、「尾根の左の沢には木が生えているのに、右にはありませんね。なぜでしょう?(答えはない)」とか「ここはお花畑です。花の名前? それは自分で調べましょう」など、肩の力が抜けたげな案内板や、「5月に熊の目撃情報」といった標識があり、それなりに飽きさせません。

下りもけっこう急だし、確かに長かったのですが、なんとか歩き切りました。山頂から約2時間半くらいですから、まぁ想定通りでした。

時刻は14:30。お天気はカンカン。水分はこまめに補給していましたが、〆に総合案内所の自販機でコーラ缶を買って、一気飲みしました。
ぶはー、喉が破裂しそう…でも旨かったっ。


※ちなみに「酢卵」のレシピはこちら

2006/07/23 日

大木と沼の山


真簾沼。
天候やら体調やらいろいろあって、3週間ぶりになってしまいましたが、久々にみっちり歩いて来ました。空沼岳(1,251.0m)です。

割と早めに出発したツモリだったんだけど、8:00過ぎに現地に着いてみると駐車スペースはほぼ埋まっていました。人気なんだなぁ。
(湯ノ沢から入って砕石場の奥にひとつ駐車場がありますが、その先、クルマ一台ようやく通れるほどの橋を渡ってさらに奥へ乗り入れることができます)

準備をして8:20、登行開始です。
いきなりぬかるみや渡渉があったり、事前情報にあったようにエゾマツやダケカンバの大木を見ながら歩を進めます。ダケカンバってずいぶん太くなれるんだねぇ。人気の山らしく踏み跡は広いんだけど、周囲はなかなか野性味あふれる風景が広がっています。

歩き出しは少し蒸し暑かったんだけど、途中、万計沢川の豪快な水音や、万計沼・真簾沼を渡る風はとても気持ちよかった。

12:00、3時間40分で山頂着。
眺望は半分だったけど(南東側がガス)、いい風吹いてました。名物?らしいシマリスも現れたし、久しぶりに作って持っていった冷凍杏仁豆腐も気候とドンピシャだったし、サイコーでした。

登って、飯食ってくつろいで、下って、総行程はちょうど7時間。久々の身にはちょっとキツかったなぁ。最後は足がガクガクになりました。
でもとても充実、満足の山行でした。

*
しかしこの時期の近郊の山。虫が多いんですよ。しかも吸血系のが。さっき数えたら、少なくとも7カ所は腫れていました。とくに左の手首。まるで赤ちゃんの手のようにモッコリです。orz

2006/07/04 火

遠き山

あーやれやれ。
ようーやく書けます。アポイ岳(810.6m)登行の記。
(以下長文)

2006/06/18 日

富士から槍へ(な気分)

そろそろ遠出を…と思うんだけど、土曜に天気が崩れる傾向が続いているので、今週も日帰りです。風不死岳(写真右奥、1,102.5m)に行って来ました。せっかくなので、前回登った時にいたく感動した樽前山の溶岩ドームもまた間近に見ようということで、樽前山(東山)からのハシゴでした。

例によって7合目までクルマで入ります。ヒュッテ駐車場はかなり混んでいて、そうとう手前に路駐。9:10、登行開始です。

樽前山は、いまだ噴煙も上がっている活火山。木もまだほとんど生えていず、足もとは軽石と灰かぐらの山です。溶岩ドームの姿はまさに偉容ですが、ちょっと歩きにくいことは富士山と似ています。

東山から少し下り、写真左手前の932m峰をまず目指します。ここを越えて、風不死方面へ合流しようという魂胆。

いやところがです。932m峰から北へ下りる(地図の矢印の)道がない。どうしたことかと思っていると、ピークで休憩していた人が「今はないみたいですよ」と教えてくれました。なんと、またもやですかー。そんなことならこのピークは踏まなくてよかったのに…。
しかたないので、登って来た道をまた下ります(GPSの赤いラインはちょっとズレていますが同じ道)。ま、眺めもよかったのでいいのですが。

ともあれ、東側の巻き道を北上して行きますと、小灌木やら木が現れ始めます。荒れ地にまず生えるという白樺の子っこたちが、なんだか盆栽みたいでカワイイです。
風不死岳に入ると、かなり見事な白樺林が広がります。
この景色の急変ぶりは、同じ日の山行とは思えないほどでした。

さてしかし、景色を楽しんでいたのはそこらまで。聞きしにまさる急登が始まりました。しばしばロープや鎖が張ってある岩場は、久々の(山歩きではなく)山登り・岩登り。夕べ、買って来たばかりの「ヤマケイ」7月号で「槍の穂先の登り方」を予習しておいたのが役立ちました(嘘)。

時々心臓がばくばくいうわ、汗だくになるわしながら、標高を稼ぎます。
空が見えたのでおお!ついにピークか!と思ったら、その向こうにさらに高い場所が見えました。まだだったか…。
何人かの人がお昼しているその場所へ。やっと着いたぞ!と思ったら、そのまた向こうに人だかりのしている本当のピークが見えました。そこへ行くには、またひと山下りて登っていかねばなりません。う~~ん、この山、本当に侮れんな(笑)。

ともあれ、着きました。ピークは狭かったのですが、景色は素晴らしかった。写真は眼下に広がる支笏湖と、恵庭岳です。

飯を食い、ロープ場鎖場を快調に下り、樽前下の溶岩の道を歩きます。
いつ果てるともない道も、歩ってればいつか着く。最後の灌木林を抜けると、駐車場でした。15:00着。約6時間、みっちり歩きました。

*
ところで風不死岳(ふっぷしだけ)という名前ですが、「とど松(フ)が群生しているところ」という意味か、といいます。でもとど松は見かけませんでした。植生が変わったのか、別の場所の名称が適用されたのか、残念ながらわからない地名です。

2006/06/11 日

藻岩山ウラ道

一昨年の今ごろに次いで、2回目の藻岩山(536.8m)です。
今回は小林峠からの裏ルート。

地形図に載っている登山道が私有地にかかっているんだそうで、やや北側につけかえられた登山口から入山します。土地を見ると、特に使っているようにも思えませんので、地権者がケチなんでしょうね。

このルート、踏み跡もまだ細いし、表みたいに人も多くないし、木や花も野趣溢れているし、適度なアップダウンが変化に富んでいて、なかなか面白い道でした。休憩も入れて前後3時間半、けっこう楽しめる山道でした。

*
しかし国土地理院の地形図、意外に情報が古いんですよね。
ケチのせいでつけかえられた道などはもちろん載ってないし、ルート上にあるピーク「406」から南方向に描いてあるルートは完全に廃道でした。
今回のように明らかに「ない」とわかる道はいいですが、場合によってはキケンなこともあると思われます。

地図以外の情報収集も欠かせませんね。

2006/06/03 土

登行5時間

昨シーズンは5時間を越えるような登行は1回しかしなかったんだけど、今シーズンは2山目にしてみっちり歩って来ました。登り3時間、下り2時間20分の札幌岳(1,293.8m)です。
結構、気合い入ってるんでないかい? オレ(たち)…(笑)。

適度にアップダウンの変化もあり、眺望もあり(山頂からは羊蹄や恵庭岳などがバッチリ)、沢筋なので涼しく、花も原始林もたくさん楽しめる。
山頂直下はまだ雪渓状態で歩くのに難儀したけど、かなり、言うことない山ですね。
難儀といえば、帰路はさすがに膝がガクガク言って来ましたな。でも今日は体も軽く、快調でした。

この調子で、今年はさらにガンガン行きたいと思います。
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