食乱れて…
仕事半分、小泉武夫という人の講演会「食乱れて民族滅ぶ」を聴いて来た。
氏は東京農業大学教授、醸造学・醗酵学・食文化論のセンセイである。近ごろ「食育」という言葉が注目され、脚光を浴びている人。世界各国を飛び回り、怪しげなものを食べ倒していることでも有名らしい。
お話は、「長寿県・沖縄の崩壊」というところから始まる。
このほか「日本人は温厚で深遠な国民性だったが、攻撃的な性格に変わっていることが数字で証明されている」「日本では、貧困国の300万食分を毎日食べ残し、棄てている。牛乳が余ったから棄てるなんてのももってのほか(チーズにして保存すればいい)」などのエピソードを交えつつ、だいたいこんなお話であったと思う。
誠にもっともである。
日本は食はもちろん言葉までアメリカ国におもねって植民地に成り下がっているが、その食が「遺伝子と干渉している」なんて聞いてびっくりしたし、おおむねいつも見聞きしたり思っていることを言ってくれたという意味で大変面白い講演だった。
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ただ、このままでは滅びるといっても、食生活の崩壊はもう押しとどめられないのではないか。ある食品スーパーの仕事をしていも「食の安心安全」「地産地消」「食育」などのキーワードは出て来ても、「売り」「利益」の前で中身はお寒い限りである。
せいぜいガキに絡まれてケガしないように過ごそう、と思うばかりである。
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スポンサーがある水産企業だったので、帰りにはお土産がついた。北海道の美味しい荒巻3切れ。ラッキー。
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ところでセンセイはこのあと、どこに何を食いに行ったのだろう。ちょっと気になる(笑)。
氏は東京農業大学教授、醸造学・醗酵学・食文化論のセンセイである。近ごろ「食育」という言葉が注目され、脚光を浴びている人。世界各国を飛び回り、怪しげなものを食べ倒していることでも有名らしい。
お話は、「長寿県・沖縄の崩壊」というところから始まる。
- 沖縄は長寿県とされているが、実はSPAM(ソーセージ缶)や肉食に代表されるアメリカの食文化が入って来たことから、もはや壊滅的な危機に瀕している。
- 食が悪い(肉や油の多い欧米型の食事)と、心が乱れる。なぜなら、日本人の遺伝子はまだそういうものを受け入れるようになっていないからだ。
- 肉は体を酸性にする。するとミネラルが足りなくなり、骨が弱くなる。小学生に骨折が多いのはそのため。
アドレナリンを抑えるのもミネラルだから、子供が切れやすいのも理の当然。 - アメリカなんか高圧的なんだし、肉なんか入れる必要はない、もっと日本のものを食べよう。
- 国を愛せないというのも、土地のものを食べていないから。韓国なんかちゃんと食べてる。
このほか「日本人は温厚で深遠な国民性だったが、攻撃的な性格に変わっていることが数字で証明されている」「日本では、貧困国の300万食分を毎日食べ残し、棄てている。牛乳が余ったから棄てるなんてのももってのほか(チーズにして保存すればいい)」などのエピソードを交えつつ、だいたいこんなお話であったと思う。
誠にもっともである。
日本は食はもちろん言葉までアメリカ国におもねって植民地に成り下がっているが、その食が「遺伝子と干渉している」なんて聞いてびっくりしたし、おおむねいつも見聞きしたり思っていることを言ってくれたという意味で大変面白い講演だった。
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ただ、このままでは滅びるといっても、食生活の崩壊はもう押しとどめられないのではないか。ある食品スーパーの仕事をしていも「食の安心安全」「地産地消」「食育」などのキーワードは出て来ても、「売り」「利益」の前で中身はお寒い限りである。
せいぜいガキに絡まれてケガしないように過ごそう、と思うばかりである。
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スポンサーがある水産企業だったので、帰りにはお土産がついた。北海道の美味しい荒巻3切れ。ラッキー。
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ところでセンセイはこのあと、どこに何を食いに行ったのだろう。ちょっと気になる(笑)。