2007/03/13 火

低体温症の恐怖

凍る体―低体温症の恐怖
山スキーに凝った著者24歳の時、モンブランの氷河でヒドゥン・クレバスに墜ちる。
16時間を経て奇跡的に救出されるが、呼びかけても反応はない。体温は28℃まで下がっていた…。

最重症(体温29℃以下)になると、生還はかなり困難になるという「低体温症」。著者自身が実際に踏み越えてしまった、その生と死の境界のお話である。

前半はそのモンブランでの事故から、蘇生・リハビリを経て約1年後に再び無意根山で滑るまでの物語。後半は、低体温症の学術的な説明と特にフィールドでの対処法がまとめられている(当然、読書スピードがガクっと落ちる(^^;))。

途中でキリスト教に対する信仰告白のようなくだりや、当時の彼女(今の奥様)への感謝の言葉などが挿入されて、感動的なようなこそばいような変な感じではあるが、低体温症の恐ろしさとともに、諦めないことの大切さ、そして再び滑れることの悦びがあふれていて、読後感は爽快だった。

あとがきにはこうある。
低体温症には、夏でもかかる(震えと眠気が同時に来たら危険サインと思え)。注意を怠るな。そして、雪山には一人で入るな…。

ちなみに著者は、苫小牧東病院の先生(副院長・循環器内科)である。

凍る体―低体温症の恐怖」(船木上総)山と溪谷社

2007/03/11 日

タイムトリップ

2月の同窓会以来、急にソッチ方面が盛り上がり始めた。

その時に、高校の同期会のWebサイト(+BBS)があるのをこっそり教えてくれる人あり。
さっそく行ってみると、意外に活発に活動しているではないか。
オレも2~3人の消息を伝えたり、BBSに参加したり、オレが「行方不明」の間に開催されたクラス会の写真を見て羨んだりしていると、近々、夕張で泊まりがけの会を催すという。

題して、「夕北卒業30年記念日を母校で過ごそう!」!(^^;)

卒業30年…orz。

いや、それはしょうがないのだが、実は母校・北海道立夕張北高等学校は、とうの昔に閉校になっている。だがその校舎は、合宿や会合の宿として使えるユニークな宿泊施設に変身していて、意外に賑わっているのである。(存続は不透明らしいのだが)

ちょうど30年目の節目に当たるこの週末、予約が取れたので、いったん集まってみよう!という呼びかけであった。どきどきしながら、いったん参加してみることにした。

今回は総勢20名(宿泊15名)。男子10名、女子10名。なかなかではないか?
どきどきしながら門をくぐったが、いざ出会った後はすぐにうち解け、旧知の間柄とはもちろん、当時別クラスで接点のなかった人とも仲良く盛り上がれ、とてもとても楽しく得難いひとときを過ごすことができたのだった。しかも3時まで…(よくもった、オレ)。

30年の日月は実に人を変えるが(オレは「変わってない」「若返った」などと言われて戸惑うのであるが)、こうした機会には、その時を一息に、軽々と、飛び越えることができる。
オレも確かに、30年前、共通の記憶の1ピースだったのだなぁという実感は、なんとも形容しがたいシヤワセだったのだった。

翌朝、記念撮影をして別れしな。
そんなシヤワセの反動か、タイムトリップでバイオリズムが狂ったか、今度はなんとも名状しがたい虚脱感に襲われたのだった。

面白うて、やがて哀しき。。
楽しみの山が高いと、その後の谷も深いのねん。

つーわけで、取りあえず眠い。
(要は疲れただけだべや(笑))

また会おうね、みんな。

2007/03/11 日

(18)マウントレースイ

たぶん5年振りの訪問となる夕張・Mt.レースイスキー場
雪は少なく、バーンはカリカリ。でも天気はいいし、ゲレンデに人が少ないせいもあって、かなり快適にぶっ飛ばすことができます。
定評あるフラットなバーンと、リフトの距離(乗線時間)とのバランス。実に、カービング練習ということでは文句のつけようがありません。昼飯を挟んで前後3時間余。久しぶりに、限界まで滑ってしまいました。(モモぴきぴきよ、もうぴきぴき)

サスガ、テレマーカーは私一人しか居ません(爆)。今日はみんな、ニセコ山系辺りのヤマ、行っちゃったんだろうなぁ。ちっ(笑)。
と思ったら、午後になって一名様ハケーン。上手い人でした。ちっ(笑)。

しかしナンですなぁ。
チケット売場のおねーさんは「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」の基本の呪文がナシ。
リフト係のおぢさん方も、まったく声が出ない。
人が悪いというのではなく、「不慣れ」なだけなんだろうけど、このうす暗さはいただけません。
夕張の元気は、まず皆さんの口からでなければ、発せられないのですよ! お腹から声出して行きましょう。

*
終了後は、例の快速旅團さんでしばし歓談させてもらった後、ユーパロの湯でマターリ。そして、今回の夕張訪問の主題の地へと向かったのでした。

へ続く。。。

2007/03/09 金

札幌でベルギービールが買えるお店

●AEON発寒ショッピングセンター リカーコーナー。

仕事で立ち寄った時に「ひょっとして。。。」と思って覗いてみた。世界のビールコーナーみたいな場所に3本くらいないかな、と。

したら、あったよありました。
フーガルデンはホワイトからグランクリュ、ファーボーデンまで。レフ、デュベル、シメイなどの定番系はもちろん、デリリウムやギロチンなどもあり、結構な品揃えです。うふふふ。フランボワーズ系も充実。なんか嬉しくなるなぁ。

(2007/3/9)

●西武百貨店 B2Fリカーコーナー。

  • シメイ三色、シメイ青の大ビン
  • フーガルデンホワイト、同グランクリュ(小ビン)、同ファーボーデンフルフト(通称「アダムとイブ」)
  • ローデンバッハグランクリュ

西武と言われてもオレなんかはピンと来ないんだけど、五番館だよな(笑)。売り場はかなり洗練されて頑張っているようだった。
シメイは白が一番軽いのかと思ったら違った…(^^;)。

(2005/6/5)

●円山ドラッグ。

中央区南1西26-1-1(地下鉄円山公園駅前)

  • フーガルデンホワイト
  • シメイ赤、青
  • デュベル

ドラッグストアになぜビールが!?という気がしつつ入ってみると、奥は充実のリカースペース。ワインの量に驚く。その他チーズやハム、ジャム等もちょっとした見もの。

(2005/6/5)

2007/03/07 水

ホントにもう人大杉

3年ぶりに「出張」。
久しぶりに降り立った東京は、なんというかカビくさかった。(古本屋のニオイみたいな)
あと、ソープかコロンのニオイ。
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2007/03/05 月

春の嵐

あさ9:00の時点で、北海道西方の日本海に986hPaの低気圧がある。
今日は徒歩通勤だったけど、風の抜け道(南北方向の通りなど)では、足が前に出ないほど煽られる。最大瞬間風速26.2m/s(8:11)の由。
ミゾレのような雪のようなものが降っているが、傘をさすのは途中でやめた。
まさに台風なみ、の札幌でありますた。

倶知安も風速17m/sを記録している。降水も時間3.5mmだけど、これは雨なんだろうな。ヒラフもセンター4だけが辛うじて動いているようす。

昨日じゃなくてよかったな~。

2007/03/04 日

[16](17)春スキー?

3/3(土)

山です。
夜はニセコ(ロンド)泊まりなので、途中にあって、あまり時間を要しないところということで、小喜茂別岳(970m)に登ることにした。

登り約2時間程度で、斜度もあまりきつくない。手頃な山だ。
が、雪質が最悪。完全にモナカ状で、まンず曲がれない。無理にターンを切ろうとすると、モナカがエグれてすぐに反対側にひっくり返ってしまう。参った。何度も転ぶわ、首はひねるわ、ボーゲン大王にはなるわ(疲れるんだわこれ)。春山スキーの難しいとこである…。

でもパウダーのある時なら、ピーク直下のオープンバーン、中盤の疎林、下部の沢など、意外に面白い山かも。

時間が早かったので、少し滑り降りたところで昼飯がてらツェルト張りの練習。
なかなか難しい。けど万一の時には必需品だ。

山を下りた後は、京極温泉であったまる。ここで倉島牛乳をイッキ飲みするのが好き。
けど、なんだか疲れもイッキに出て、夜もすぐに寝てしまったす…。

*
3/4(日)

昨夜霧雨が降っていたので、上はカリカリなんじゃないかと想像したけど、意外によかった(気温が高めなんでしょうな)。エッジが気持ちよく雪を噛み、ターンが快適であった。

何よりかにより、ピーカンの空! 羊蹄もアンヌプリも青空に映えて、素晴らしい景色である。

写真は、ランチを食べたJojo'sから羊蹄の風景。

帰って改めてヒラフのWebサイトでゲレンデコンディションをチェックすると、今シーズン初めて「ザラメ(山麓)」の文字。(ちなみに昨年の初出は3/29)

帰路の道すがらでも、土はいっぱい出ているしバイクとかもフツーに走っている。
3月に入ったばかりではあるが、、、春ですなぁー。
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