2007/08/29 水

07-08 season

さあ、今年も来ましたょ。
POWDER誌、第36巻第1号です。

毎度楽しみなBUYER'S GUIDEですが、今年はさすがに昨年の“FAT-YPUS”を超えるような板は出てません。太板化も天井を打ったか? ケツ割れ系の板もあまりなくなったかも知れません。

ヘンな形系では、サーフボードみたいなDPS LOTUSという板はなかなか美しいですね。

イクイップメントで興味あるのは、やっぱMARKERのDUKEとかでしょうねぇ。アルペンビンは買わないと思いますが、早く実物を見てみたいものです。

あと、406MHz(GPS)の衛星ビーコンがあるようですね。
ほとんど遺体発見系かと思われますが…(^^;)。

テレマークな話題としては、NTNが載って来ました。バインディングのROTTEFELLA NTNが330ドル(ブレーキ付350ドル)、ブーツのSCARPA T-Xが649ドル、CRISPIのEVOが669ドルなどとなっています。

*
そういえば、POWDER誌の情報ではないのですが、ブラックダイヤモンド+ガルモント陣営が、NTNに対抗するバインディングシステムを企画中だそうです。(参照
いいから、業界挙げてひとつの規格に取り組んでもらえませんかねぇ(笑)。
でも競争がないと、性能や価格の最適化が図られないか…。しばらくは様子見ですね。

2007/08/29 水

ある訃報

エドワード・ジョージ・サイデンステッカーさん(日本文学研究者、米コロンビア大名誉教授)(08/27 19:05)
26日午後4時52分、外傷性頭がい内損傷のため東京都内の病院で死去、86歳。米国コロラド州出身。葬儀・告別式は故人の遺志で行わず、後日、関係者がお別れの会を開く予定。
(中略)
米コロラド大卒。戦争中は日本語の語学将校。戦後来日し、東大大学院で日本研究などを専攻した。62年に帰米し、77年からコロンビア大教授。川端康成「雪国」や谷崎潤一郎「細雪」などの英訳のほか、「源氏物語」の全訳も手掛け、日本文学を欧米に紹介。川端のノーベル文学賞受賞の道を開いた。

訃報 北海道新聞

あれっ? この名前知ってる…なんでだろう?と思ったら、今読んでいる本に出ている人だった。

記事の中にもあるけど、「雪国」を訳した。
「国境の長いトンネルを抜けると、雪国であった。」を、
「The train came out of the long tunnel into the snow country.」と訳した。

なるほど、「列車は長いトンネルを抜け、雪国に出た。」という即物的な描写と、それに加え「列車に乗った観察者である私が“くに”をまたぐトンネルを抜け、一面の雪景色に触れて感慨を得た」というニュアンスまで含んでいると思われる原文とでは、イメージが全然異なりますな。

本の中でこのくだりは、かの国とこの国の言語の「視点の違い」を説明するために引かれたものだけど、このように「言語が違う」という以上に「ものごとの感じ方そのものが違う」のであって、根本的にはわかり合えないということかも知れませんねー。

*
主語を抹殺した男/評伝三上章
ところで「本」とは、

主語を抹殺した男/評伝三上章」 金谷武洋 (講談社)

のこと。
三上氏に私淑してやまない以前読んだ本の著者が、その「日本語に主語は要らない」論を唱えた天才的かつ孤高の国語学者の生涯にスポットを当てた評伝です。

業績以外の生涯をなぞるということに若干の違和感は覚えつつ、昭和初年から約70年を生き、当時の「権威」に立ち向かった反骨の人の物語、面白く読み進めております。

2007/08/28 火

縁起物(?)なんで…

いちおう撮ってみました。
(写真は8時半ごろ)

今回の皆既月食は28日午後6時52分(月の出過ぎ)から午後8時23分にかけて。6年半ぶり。次回は2010年12月21日とのこと。

2007/08/28 火

迷惑メール、ホント多いんですょ

先週来たスパムメールは、926通ですた。orz
まぁ、お勉強半分でWebメールのフィルタをかけてないせいもあるんだけど、とにかく増える一方。
特に、添付ファイルスパムは目に余る。ウザー。

宣伝目的の電子メールをパソコンや携帯電話に一方的に送りつける「迷惑メール」の規制強化に総務省が乗り出す。受信者の承諾のない送信を一律禁止する方針で、特定電子メール送信適正化法(迷惑メール規制法)の改正案を来年の通常国会に提出する考えだ。

asahi.com:迷惑メール、規制強化へ 承諾ないもの一律禁止 総務省 - 暮らし

という動きはあるようだけど、実効性のある施策を考えてよね、「未承諾広告※」とか、「迷惑メールの発信者に対し、行政処分を経ずに直接刑事罰を科せるようにしたが、摘発に至った例はわずか3件しかない」とか、寝ぼけたことを言ってるんじゃただ税金のムダですからね。

(2007/8/29追記)

経済産業省は8月28日、販売業者の広告メールへの規制を強化する方針を明らかにした。一方的に送り付けられる迷惑メールが問題化しているため、消費者の事前承諾がなければ広告メールの送信を禁止することを検討している。罰則を新設するかどうかは未定。

迷惑メール無断送信を禁止に…経産省、規制強化の方針 :ニュース - CNET Japan

同じことを複数の省で検討している。ムダではないのか?

2007/08/28 火

RSSはブレイクするか

マイクロソフトは9月までに,RSSリーダーを内蔵する「Internet Explorer 7」をWindows Updateの「優先度の高い更新」として配布することにしている。こうなれば一挙にRSSリーダーが普及し, WebサイトのアクセスがRSSデータの配信によって差がつく可能性が高くなる。そうなればWebサイト側もRSSデータの配信にまじめに取り組むことになるからだ。(中略)多くのユーザーが初めてRSSリーダーに触れて便利さに気付けば,RSS普及の好循環が始まる。

RSSはInternet Explorer 7でブレイクする:ITpro

一応もっともだけど、なんかズレた記事だなぁ。
だいたいIE7の話題なんか今さらだし、そもそもIE7を使っていたって、知らなけりゃフィード機能なんか使わないだろうし(しかも「お気に入り」に毛の生えた程度のものだ)、知ってりゃローカルからサーバサイドまで、好きなサービスが選りどりみどり。(例えばこんなに
要はマイクロソフト、つーかVistaのチョーチン記事なんだろうけど。

確かに、「RSSは期待されたほど普及していない」というのは事実だろう。(それでも、認知度は4割を超えたという)
オレも、Googleなみに標準的な文化になれば、大変嬉しい。
RSSをみんなが吐き出すようになれば、飽くまでも簡単に、パッシブに、欲しい情報に触れられるからだ。

ただ、普及したら思っきり厄介な問題が浮上する。
広告宣伝(土足マーケティング)や利益誘導、マルウェア誘導など、つまりスパムフィードが絶対に横行する。

これは考えただけでウンザリなので、今程度のソレナリな普及度で行ってくれた方がよさそうです。

2007/08/27 月

二宮金次郎は何が偉かったのか?

二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?―人口減少社会の成長戦略 (文春文庫)


二宮金次郎は、仕事の合間も、寸暇を惜しんで勉強しました。で、偉い人になりました。以上。

…というのが、(オレも含めて)多くの人の二宮金次郎に関する知識のすべてではないだろうか?

ところが、この本を読むと次々に目からウロコが落ちる。

金次郎は、身の丈6尺(約180cm)を超える大男だった。
薪は、苦労してかき集めてホソボソと売り歩く、という商品ではなかった。(燃料として高利益商品であり、金次郎自身、「山を自ら所有して」調達した)
人口の流出で荒廃した地方の領地に赴き、その財政を独自に(実践から)培った金融理論をもって建て直した。

さらに、物語は時代を超えて現代へと飛ぶ。
金次郎の時代…江戸時代後期は、幕府・藩の財政は逼迫、経済が停滞し、とくに地方で人口も減少傾向にあった。つまり、現代の社会情勢に重なる。金次郎が行った(行おうとした)財務政策の基本的考えは、実は今こそ使えるのではないか。
土木土建に偏重しているカネや人を農業に配置し直し、江戸時代にそうであったように「総合産業」として発展振興してはどうか。

と、「改革」の真の旗手ともいうべき著者が料理するとこのようになる。


実に今の日本には無駄・無理が横行しているが、最大の無駄は、既得権益にしがみつく「抵抗勢力」であろうかと思われる。
この抵抗勢力が頑張っている間は、ニポンがいかなる危機的状況にあろうとも、またいかに優れた実践的指針があろうとダメなのだが、この本が示唆するように一概に人口減少→生産性減退→暗い未来、ではないという点には夢が…とまでは行かないがいくぶんかの救いが感じられる。

日本の戦後は役人を食わすためにあった、とオレなんかは考えるんだけども、少なくともバブル以降についてはその考えが正しいことも教えてくれた。

好著。

なお、手っ取り早くエッセンスに触れてみたい方にはこんなページもあり。

2007/08/25 土

バラ肉ごろごろ肉じゃが

某所から裏ルートで某有機にんじんを入手したので(と、久しくダッチオーブンを使っていないので腐ってないか確認も兼ねて)、思い立って肉じゃがを作ってみることにしました。
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2007/08/22 水

オレの第4

「お盆をすぎると、北海道ではめっきり寒くなる」という神話は崩れつつあるけども(今年も残暑しっかりだった)、雪の話題が恋しいこのごろですねぇ。気が早いか?

と思っていたら、トキさんBLOGからニュースがひとつ。

ヒラフの「ホリデー第1(昔の第4)」が姿を消し、代わりに高速リフトが通るらしい。
へー。
この第4、オレがスノーボードを始めた時に大変お世話になったリフト。当時からあまり利用者はなく、けっこう貸し切り状態(だからスノボの練習に使えたんだけど)、「オレの第4」として親しんだものです。

懐かしくも寂しい…。
(第4が写った写真を探したんだけど、超遠景以外はなかった(^^;))

新しい高速リフトってどこまで行くんだろうなぁ。5壁をかすめ、ゴンドラ終着駅を過ぎ、モンキーと直結。
なわけはない(笑)。

2007/08/21 火

文才

道内のとあるスーパー、C社では、最近インターネット(とくにブログ)に力を入れています。

そのブログは今日現在、なんと12個も展開されているモヨウ。

○○市!とかポイント○倍!とかと違って直接販促に結びつくアクションではありませんが、地道かつ継続的な顧客コミニュケーション(ライブ感の確保、ひいてはプレミアムユーザーの確保)とともに、細かい“編み目”を張ることで検索等でアクセスして来る人を確実に拾い上げようという戦略と思われます。
やっぱ開明的なトップがいると、こういう面白いことが実行されるんですよねぇ。

とはいえ、普段ブログはおろか、文章を書くということに慣れていないヒトビトがやることなので、内容はまだまだ試行錯誤というか、四苦八苦というか、しどろもどろな部分もあってほほえましいのです。(別に人のことは言えんが(^^;))

ところが、その中で(実は今日発見したんですが(^^;))、ちょっと異彩を放っている書き手がいました。
TONOさんというのがその人。
「お姫様だっこ」のエピソードと、プロフィールがつい気に入ってしまいました。こう、微妙な毒がある文章って面白いですね。

もう一人、これは水産の…松×バイヤーですね。
これは虚構か現実か…確かめるのは野暮という感じですが、巧い。巧いです。

よく見るとほかにもいい感じの人、いますね。

書き手のみなさん、頑張ってください。

2007/08/20 月

ゆうきとがんばり

夕張応援プロジェクト・プロデュース、天然アルカリイオン水「ゆうきとがんばり」です。
先日の夕張の際に、余ったからといって数本もらいました。(すんません、ありがとうございました)

大沼国定公園・横津岳山麓から採った水で(ぇ、自然の味を損なわない非加熱方法で除菌・殺菌してあるそうな。

売上げの一部は、夕張市に寄付されるそうな。

応援グッズだからいいんだろうけど、夕張由来のものだったらもっとよかったのにねぇ。
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