2008/01/21 月

ほれNHK

ほれ、また来たNHK。
そもそもなんでNHKがジャニーズドラマなんか放映しなきゃならんのでしょ?

NHKは21日、千葉県内でのドラマの撮影中、駐車していた一般の車のナンバープレートに無断で小道具のプレートを張り付け、その後車の行方を見失っていると発表した。同日昼の関東地方のローカルニュースで、張り付けた紙製のナンバープレートの番号を紹介し、「心当たりの方はNHKか警察まで」と呼びかけた。

asahi.com:NHK、一般の車に無断で小道具プレート 車消え陳謝 - 社会


(2008/1/22追記)

NHKが20日にドラマを撮影していた千葉県内の中学校で、小道具の紙製ナンバープレートを付けられたまま行方がわからなくなっていた一般車両の持ち主が、21日夜、館山署に届け出たと、NHKが発表した。小道具もみつかり、同署が保管しているという。
(中略)
番組プロデューサーは22日、所有者を訪ねて、おわびする。ドラマの設定のため、スタッフが持ち主に了解をえないまま、架空の「岡山ナンバー」をはり付けていた
(後略)

asahi.com:車見つかる 「ニュース見て」警察に 隣市の所有者 - 社会


*
ところでNHKと言えば、ニュースキャスターがしっかりカメラ目線でしゃべるじゃないですか。

あれ凄いなー、きっとニュース原稿には要点しか書いてなくて、いろいろな社会事情に精通している(ように教育されている)キャスターがその場で構成しながらしゃべってるんじゃないのかなーと思っていました。
しかもその要点は頭に入ってるから、手元の原稿(紙)は単なる予備で、目もくれずに次々に脇へ追いやることができるんだなー。
さすがですねーと。

その点民放のアナウンサーは下(原稿)ばっか見ていてだらしないなーと。


(c)大分朝日放送
そしたら今日、ほんとうに凄いことを知ってしまった。
実はスタジオには「プロンプター」というものが用意されていて、キャスターは手元にある原稿が映し出されたモニターを見ながら喋っているらしい…。

長年の幻想が崩壊しましたょ…(´Д`;)。

(民放のアナウンサーは目がよくないので下を見ているんですね)

2008/01/21 月

新聞の退潮

新聞社―破綻したビジネスモデル (新潮新書)
新聞社―破綻したビジネスモデル」 河内孝 (新潮社)


ちょうど不読書月間に突入中なので、読了まで4カ月もかかってしまった(^^;)。内容は、ほとんど頭に入っていまてん(意味ない)。

毎日新聞社の常務を務めた著者の目から、新聞を取り巻く現状と展望(+提言)について語る。

活字離れではなくて新聞離れであるという事実。
「紙」の販売にまつわる収益構造のねじれ。
(子会社の)TVをめぐる利権の渦。
二大新聞社の野望。

など、新聞が抱えるさまざまな問題について論じられる。

と、ここで、例の「大連立構想」が思い出ささる。黒幕は某ナベツネ氏だという話。なぜ良き市民のカガミたるべきメディアの代表が政局(権力)の黒幕を演じるのか? 単に個人的な権力欲の発露なのか、日本特有の世界最大部数新聞という“生き物”が持つ宿命なのかちょっとわからない部分だけども、日本の新聞がどこか歪んでいる証左のようには思われる。

もうひとつ思い出ささるのが、昨年10月の「朝日・読売・日経がネット関連で業務提携」というニュースである。

まさに呉越同舟もいいところなのではないか?
本書の中に、興味深いエピソードが載っている。2006年初頭の雑誌上で、ナベツネ氏が朝日の論説主幹と対談をしたという。その中で氏、「朝日と読売生き残らなきゃいかん」と言ったとか。他はつぶれてもいいと読める…と著者。
この期に及んで生き残り…いや、さらなる覇権を目指すのが二大新聞+日経の野望だというのだ。

では毎日新聞以下や地方社といった二線級社は座して沈むしかないのか?

著者は、最適解は「第三の極」を作ることだとして、最後にドラスティックかつ美しい解決法を提示している。

  • 二線級社の業務提携による大幅なコストカット。(取材、印刷、販売の一元化)
  • コンテンツ品質の向上。(日々のニュースは共同化し、長いテーマを追う)
  • ITへの最適化。(現在の大規模マルチ出力型ではなく、小規模テーマ特化型のビジネスモデルに変える…オレが知っている範囲で想像されるのは、例えばtelemarktips.comのような専門的なニュースサイトの集合?)

つまり、旧来の新聞の概念・体制を根底から改めよ、という内容である。

理想的ではあるが、これらの“美しい”ソリューションは、各社のメンツ(企業文化)や拡大再生産の発想(守旧派の抵抗)がネックになって、まず実現はしないだろう。
そして新聞は読朝の二大潮流に収斂し、やがては衰退していくしかない。

オリコミチラシ担当販促マンとしては、しばし遠くを見るしかないのだが…。

2008/01/21 月

卑屈すぎ?

ひろ師推奨図書シリーズ。

この1月からアメリカ国の大統領選が始まって、やれ女性の、やれ黒人の、いや前政権の反省のと、かまびすしいですな日本の報道が

なんで、かの国のお祭りにこれほどつき合わなくてはならないのか?

こっちで例えばフクダさんだアソウさんだと(増してやオザワさんだと)騒いでも、日本のリーダーなんか向こうに行ったらほとんど誰も知らないですわ。

極端な傾斜がありますな。

カネを出せ旗を出せ油を出せと絞られ、二酸化炭素なぞ知らんと突っぱねられ、金融市場が儲からんからと原油高騰の原因を一方的に作られ等々しているにも関わらず、植民地ドレイ民族の立場に甘んじ、それでもなお尻尾を振って、政治的にも経済的にも文化的にもスリ寄って行かざるを得ない哀しさいじましさ。

かくもお追従主義では、かの国の“没落”とともに日本も沈んで行くしかないでしょうよ。

で、この本。

街場のアメリカ論    NTT出版ライブラリーレゾナント017
街場のアメリカ論」 内田樹 (NTT出版)


大学(著者が勤務する神戸女学院大学)での演習をもとに形成された本というだけあって、歴史上の事物の見方・考え方に関する示唆(系列的じゃなくて年号に着目せよとか、“どうしてこの出来事は起きなかったか”を考えろとか)は参考になるが、「設計されてできた国家」「自らのシステムを他者に押しつけたがる」「明らかに対称性を欠いた復讐性向」「共有イメージの類型性」「子供というものを神聖視しないヨーロッパ文化の影響」とかというアメリカ論(というか批判)には、新味はなかったかなぁ。

ま、底流にあるのは、建国以来、あるいは独立以来の「アメリカ合州国という(青臭い)共同幻想」である。
そんなものにいつまで日本はつき合っているのか?

かの国に資するのではなく、また短期のみならず中長期的に見て日本の国益とは本当は何なのかを考える時ではないのか?

ノダさん公認サトウさん国替えとかくだらねぇことで面白おかしく騒いでる場合じゃないでしょう。

2008/01/19 土

(15)キロロ -11℃ ハレ

朝、サポーロは30~40cmの大雪でした(アメダス24時間では最大27cm)。なおも降り続き、国道5号線でも前が見えなくて身の危険を感じるほど。
これはキロロまでキンチョーの運転を強いられるなぁと覚悟を決めますが、張碓峠のあたりからきれいさっぱり止んでしまいました。な~んだ。

キロロに着きますと、混雑が予想されたのか、いつもは観光バスonlyの駐車場に入れられます。
先週と同じ-11℃ですが、風がほとんどないので暖かく感じます。それでも例のバラクラーバを装着して出撃。

余市第一EXPが機械点検とかで止まっているので、いきなり長峰へ向かいます。ピステンに柔らかい雪が気持ちよいです。
長峰Bへ入ってみますと、スネくらいの新雪。既にザクザクではありましたが、もとより競争率が低いのとボーダー君が多いので、テレには十分な浮遊感。面白く遊べました。

*
ところでキロロは今季9回目。
毎回3時間券を買ったとすると、(早期営業期間も考慮して)計27,700円となります。つまり、ズン券26,000円のモトを取った勘定に。早くも勝ったな。ふっふっふっ。

2008/01/18 金

ニュースの倫理

土日とか、17:00くらいからTVのチャンネルを変えながらニュースのハシゴをしていますと、もう各社ほとんど同じニュースばかりであることに気づきます。
トップ始め重要ニュースはまだしも、ゴシップや地方の歳事の話題まで見事に同じだったりしますな。
流れから言うと最後は当然19:00からのNHKニュースになるのですが、なんとこれまた同じ。

民放にはハナから何も期待していませんが、全国津々浦々に緻密なニュースネットワークを持っているハズのNHKが、なぜ目新しい話題や、同じ話題にしても深まりのある報道内容が組めないのか、ちょっと不思議ですね。

ひょっとしたら、取材体制自体、劣化しているのではないか?

と思っている矢先、「劣化」の事例がまた出て来ましたね。

NHKは17日、報道局記者ら3人が金融商品取引法(旧証券取引法)違反のインサイダー取引の疑いで、証券取引等監視委員会の任意調査を受けたことを明らかにした。外食産業グループ化のニュース原稿を放送前に読んで1000-3000株程度を売買し、10万-40万円の利益を得たとみられ、3人は16日に監視委の聴取を受けた。

社会 北海道新聞

「インサイダー取引」という犯罪もまあ、よく分からないんだけど、「倫理」という難しい単語以前に、なんつーか卑しいですな、行動が。

総務大臣が「ほかにもいそう」と言ったとも伝えられていますが、オレもそう思いますねぇ。

2008/01/16 水

国家の罠

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)
ひろ師推奨図書シリーズ。

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて」 佐藤優 (新潮文庫 さ 62-1)


ちょうど、文庫化されたところである。
例の「ムネオさんの犯罪」辺りに連座して、背任、偽計業務妨害で起訴された著者である。

(余談だが、本屋さんに探しに言ったら、著者の本がズラリと並んでいた。
こんなに書いているのか…と驚いていたら、ちょうどこんな指摘を見かけた。(しかしなんでこのシトはこんなに攻撃性向が強いのだろう…))

*
さてこの本は、田中真紀子外相(当時;「外務省は伏魔殿発言」などで旧弊にクサビを打ち込む正義の味方に見えたっけ)×ムネオさん戦争の裏事情や、北方領土を巡って、ソ連~ロシアとの間で水面下の交渉が進められていた頃の内幕、逮捕拘留されてからの検察官とのやりとりなどが迫真の筆致でえがかれている。

そして、外交とはどういうものか、検察とは(あるいは国策捜査とは)どういうものかについてアウトラインを教えてくれる。さらに、小泉政権を境に日本はいったいどう変わったのか?についても理解を与えてくれる。(それがつまり、傾斜配分:格差社会の始まりと、国際間協調ではないアメリカ偏重外交の始まりである)

たいへん感銘を受けた。

ひろ師にこの本を紹介された時に、「それはムネオさんを弁護する本なの?」と(真実以前に、ムネオさんは生理的に受け付けない人なので)警戒感を抱いたのだが、まさしく弁護する本であり(なんら悪事は働いていないという)、かつムネオさんが北方領土問題の解決や(今後も含め)北海道の振興に不可欠の人物だということを豊かな説得力で教えてくれる本であった。

もっとも、事実関係をウノミにするつもりはない。
もとよりもっぱら片方の側から書かれた本であるし、本当のことがすべて書かれているわけではない(嘘はなさそうだが)。真実はよくわからない。

代わりによくわかったのは、國民はなにも知ら(されてい)ないのだなぁ、という、読後の高揚とはウラハラな空しい現実であった。

なお、ムネオさんとともに、裁判の方は係争中である。

2008/01/13 日

(14) キロロ -11℃ クモリ

なにもこんな日に滑らなくても…と自分ながら思いつつ(笑)。

なまら寒いっすねー。
満を持して、もうひとつの秘密の新兵器・モンベルのバラクラーバを装着することにしました。
自宅で試着とかするとあっという間に汗が噴き出すほどなんですが、さすがに気温が-10℃以下となると暑いということはありません。首から上は快適でした。

そんな中、ひょっとして吹き溜まりでも?とスケベ心を起こして、今季初長峰。
カリカリですた…orz。
幸い吹雪とかではなかったのですが、山頂部はガスです。

中腹より下はフラットバーンにエッジが食い込むという意味では、カービングが楽しい1日でしたが…。

手足はもちろん、体幹部まで痺れてくるような寒さに、2時間滑って早々に退散しますた。

2008/01/12 土

(13)ベクターグライドデー

寒さと強風は読めていたんだけど、Vector glideの試乗会があるのでヒラフへ。
今季初ソロです。(カミさん仕事)

Vector glideの試乗会と言えば昨年も悪天だったんだよね~。特異日ですね。

(以下長文)
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2008/01/07 月

ブラックダイヤモンドのテレブーツ

テレマークティップスによると、ブラックダイヤモンドがいよいよテレブーツを発表したとのこと。



2シリーズ6品種で、革新的なインナーブーツをはじめ、フィット感やデザイン性に優れている…らしい。

選択肢が増えるのはいいことですねー。
これまではスカルパ、クリスピー、ガルモントの3種のみで、オレが穿けるのは(足の形的に)ガルモントだけでしたから…BDもダメそうなオカン満点ですがね…。

値段も高そうですね。

2008/01/06 日

(12) ヒラフ 初ゲート

昨日から全然降っていなかったのでフツーにゲレンデデーと思っていましたが、朝、外を見てみるとゴンゴンと降っています。

みんなよりちょっと出遅れたあと、別宿のひろしを再びピックアップして(お待たせしやした)、駐車場に向かいます。意外なことにまだ早い方でした。

センター4からK3へ乗り継ぎ、花3左へドロップイン。底当たりです。
しかも、気温も上がって来たのか、抵抗感のあるパウダーに変わっていました。花3下部で“ワダチ”に足をとられて後頭部を打つ。のっけから困ったもんです。

もう一杯花3左、今度はずっと下まで。さらに一杯花3、今度は右。こっちの方が快適でした。

次いで花1。モーグルはピステンに10cmくらいの新雪。楽しかったです。

今季初ゲートを通ってストロベリー。
多少の雪はありますがもちろん底着き。地形のギャップが面白かったです。(下まで行っても足が残ってるんだから進歩したな~(笑))

10:30からFゲートが開くというので、再び上へ。
ゲート前で列ができているのが見えてオカシカッタ。


ひろしのほんとの勇姿。
奥へ奥へとトラバって行くと、ノートラ斜面がありました。
尾根の上は薄いのですが、そのちょっと手前は多少溜まっていて、なかなかのもんです。

おおむね11:30まで滑り、里へ。
昼は阿武茶でホットサンド。
忘れ物をしたのでマスター邸に(また)ちょろっと寄った後、帰路。
15:00過ぎ無事到着。

ゆっくり風呂に入り、夜メシは(当然)レモンしゃぶ。
ギャップを結構ワシワシ滑ったので、ちょっと腰に来ていますかねぇ(^^;)。

でも充実の2日間でした。
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