さて。
快調に走っておりますと、いつしかメーターパネルの「バッテリー」と「ハンドブレーキ」の警告ランプが点灯。これはここ1年くらい何度かあっては復旧していたことなので、まだ「またか~、7月の定期点検の時に見てもらおう…」くらいの気分でした。しかし目的地駐車場への入り口をちょっと間違えて、切り返そうとしてハザードをつけたその時、こんどは「ENGINE CHECK」の警告ランプが点灯。ぐぐいっとエンジンの回転が落ちました。
「あら、これはやばそう」と思いつつ、駐車場へ入ってクルマを止めました。ちょっと問題を先送りするような気分で、とりあえずキャンプ場の概要やら止め位置などをチェックして、再びセルを回そうとしますと…
やはり。回りません。やられました。バッターアウツです。
以前バッテリーを交換した時も似た状況だったのですが、バッテリーはフレッシュなはずだし、今度はもっとやばそうです。ここまで走って来れて、なぜ…。ともあれJAFに来てもらう以外にありません。
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取りあえず写真撮るしかないでしょう。ほどなく、襟裳からJAFがやって来てくれました。
ボンネットを開けてまず目をつけたのはセルモーターのようです。バッテリーをチェックし、セルをチェックし、次いでイグニッションをチェックしますが、原因はわかりません。セルのコネクター部を直結するとエンジンはかかるのですが、アイドリングも安定せず、すぐにお亡くなりになってしまいます。
「電流は出ている。コンピューター制御系の異常では」とのJAFの見立てでありますが、いずれにせよ今日は直らないことが決定。
愛車は単なる鉄くず、もしくは簡易宿泊所と化しました。
さぁーどうする。
夕闇迫る様似のキャンプ場です。
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取りあえず点検でお世話になっている札幌のディーラーに電話をして、最寄りのSUBARUの所在を教えてもらいました。静内だそうです。
次いで静内のディーラーに電話をします。出張はもちろんムリ。営業時間も18:00までとのことなので(すでに18:20になっていました)、JAF担当さんとも相談の結果、このまま一泊して明朝静内までレッカーすることになりました。

遠き峰。ええ、もちろん登山はおあずけです。
JAF担当さん(子供さんが0歳の頃から15年間くらい毎年2~3回アポイに登ってた…という話でした)は、「朝一で登って下りて来てからレッカーしても?」案を出してくれましたが(笑)、クルマがどうなるかわからない状況で、それもねぇ。
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ま、あれこれ腹を括って(明日のことは明日考えよう)、JAFを見送り、温泉に入り、炭火をおこし、ビールをあけ(ぷしっ)、海の幸に舌鼓。
そこアポイ岳登山口野営場は、木々と芝が美しく(ついでにトイレも過去最高にきれい)、20:00には静寂に包まれる、素敵なキャンプ場でした。
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山の朝はヤキソバから。翌朝。
朝はヤキソバから(
(c)IWA)という、友人のブログで見るたびに食いたくなってた待望のメニューでお腹を満たした後は、いよいよ愛車のレッカー移動です。
なにしろ初めての体験なんで(
駐禁のレッカーは別としてね…(^^;)見たことはないし)、その手際というか、効率の良いシステムには興味しんしん。
見るみるうちに、それは組み上がりました。
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勇姿です。静内までは約70kmとのこと。JAFのレッカー費用は5kmまでが無料、その後1kmごとに600円だそうなので、単純計算では39,000円になります。うーん…(@@;)。
気のいいJAF担当さん。道中、海を見ては「いい潮だなぁー」と呟いたり(大潮なので、潮がよく引いている=浅蜊などがよく採れるらしい)、襟裳の漁師さんは年に1回、漁閑期にすすきのに行って一晩に70万円も遣うような遊びをするという話を聞かせてくれたり、面白いひと時でした。
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静内に到着しました。
整備の人に状況を説明すると、「発電機かなぁ…」と呟き、専用のチェック装置を接続。ほどなく、「やっぱり発電機がいっちゃってますね」とのこと。さすがSUBARUのことはSUBARUだなぁ。てゆーか、今のクルマは他人が見てもわかんないんだなぁ。
結局、走行中も発電されない状態だった模様。
修理の時間は早くて1週間、費用はたぶん4万円くらい、かかるということでした。orz
(ちなみにレッカー費用は37,000円余だった)
ともあれ代車(レガシィの試乗車)を出してくれたので、荷物を積み替え、なんとか札幌まで帰って来ました。
というわけで今、初めて室蘭ナンバーのクルマに乗っています(笑)。
なんで様似まで行ってこんな目に…と思う反面、変なところ(道路で切り返している最中とかね)で止まらなくてよかったと思います。
愛車も6年、100,000km弱。ウチの財務省からは「15年乗る」宣言が出されていますが(^^;)、これでひとまず普通の状態に戻ればよし、またなんだかんだと出てくるのかどうか…心配ですねぇ。
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いやしかし。
ずっと雨がちで行けなくて、ようやく晴れたと思ったらこのアクシデント。東京時代も、巡り合わせが悪くて結局登れなかった山がありましたが、アポイがそんな風にならないように祈っております。
修理が上がったら、また静内を経由して遠征してみたいと思いますが…(--;)。
(16:38追記)
- ひょっとして…と思って任意保険に問い合わせてみたんだけど、敢えなくNG。事故の要素ないもんね…。orz
- 先ほど静内から来た連絡によると、発電機の“ブラシ”が摩耗して、まったくコイル?の方まで行っていなかった由。ただし全交換でなくて済むので、費用は20,000円くらいだとのことです。焼け石に水(笑)。
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