2009/04/13 月

「ガロ」の面影

「カムイ伝」を読みたいと思っているんだけど、踏み出すにはなかなかカクゴがいりそうなので、その前にこの本を読んでみた。


「ガロ」編集長 (ちくま文庫)
「ガロ」編集長」 長井勝一 (ちくま文庫)


往年の名物編集長、長井勝一氏の自伝である。

2009/04/10 金

「本当に江戸の浪人は…

本当に江戸の浪人は傘張りの内職をしていたのか?―時代考証でみる江戸の仕事事情 (じっぴコンパクト)


結論から思いっきり書いちゃうと、「していた」そうです(笑)。

2009/03/31 火

江戸ユートピア論

人口100万人以上と推定され、当時世界有数の大都市だった江戸。
それほど大勢の人が集まりながら、同時代のパリやウィーンが屎尿タレ流し・汚臭たちこめまくりの汚都市だったのに比べ、ごみや糞便臭はほとんどなかったという。

なぜか?

それは、江戸住人のリサイクル意識が発達していたから。

2009/03/25 水

シンホニー

オレの青春のバイブル競馬のバイブル麻雀のバイブルアイヌ語地名のバイブルプロ野球のバイブルと並んで(並べていいのか?(^^;))、クラシック音楽のバイブルが、この本

交響曲名曲名盤100 (1979年) (On books)
交響曲名曲名盤100(On books)」 諸井誠 (音楽之友社)

なんであります。

2009/03/07 土

カラヤン的

オレが学生だった頃、ヘルベルト・フォン・カラヤンは既に円熟の極みで頭抜けた巨匠だった。レコードやTVでよく聴いたもんだ。(ライブで聴いたことはない) 音楽もわかりやすく効果的で、素人のわしらにはよい教科書だった。

最近カラヤンをいくつかCDで聴く機会があったが、聴きながら浮かんだ言葉は「録音美人」だった。楽器が目立つところで目立つように調整され、ツギはぎも露骨。「演出過多でムネヤケがする」とは当時にもあった批評だが、それもよくわかる。「もういいや」ってくらいに。

笑っちゃいながら「カラヤンって何だったのよ」と思っていた時、書店でたまたまこの本を見つけた。

2009/02/20 金

縄文は進んでいた。が…

いつぞやTV番組で、函館で発見された「北海道唯一の国宝」だという土偶を見た。

縄文期のものとされるこの土偶、素朴な中にも緻密かつニュアンスに富んだ造形と豊かな精神性が感じられて、ついつい見惚れるほどだった。

そして改めて、物質文明は進歩したけど人間的内面って実はそれほど当時と違わないのではないか、との感を新たにした。

2009/02/13 金

テツガクの歴史

25年ぶり?に読了。

奥付を見ると、昭和57年14版とある。
学生時代の最後の方に買った本かなぁ。

当時たぶん1~2ページしか読めなかった本をちゃんと読み通せるようになったんだから、一応進歩してる…のか?(´Д`;)

2009/01/26 月

ネット生活者(違)

実はですね。
2004年9月にAmazonアフィリエイトの設定をして以来初めて、入金がありました!(ぱちぱちぱち)

ご利用くださったみなさま、ありがとうございます。
ちりつも…というと失礼ですが、遅々と歩みつつ4年越しでこの日を迎えられたわけです。
ネットからの収入ですぜ…非常に感慨深いものがありますなァ…(遠い目)。

で、その入金で買わせていただいた中の一冊が、

SWITCH Vol.20 No.8 (スイッチ2002年8月号)  特集:UA[IF I WERE YOU]


なんでありますね。

UAを荒木経惟氏が撮った写真や取材記事が載っていますが…アラーキーさすがです。UAさすがです。
こういう機会でなければ買わなかったかも知れませんが、こいつは買えてよかった。

ありがとうありがとう。

2009/01/23 金

ヤバい経済学

ヤバい経済学 [増補改訂版]
「経済学」なんて名前がついているけど、ひょっとして面白い本なんじゃないか? そう思って読み始めたら、こいつががまたすこぶる付きで面白かった。

その本、「Freakonomics」、

ヤバい経済学 [増補改訂版]」 レヴィット/ダブナー/望月訳 (東洋経済新報社)

という日本語タイトルがついているけど、直訳するならさしずめ「怪済学」だろうか。

内容は例えば…

犯罪発生率が大幅に減少した原因は“中絶”にある。
テストでインチキをするのは(生徒ではなく)先生である。
銃のある家より、プールのある家のほうがよっぽどキケン。
KKK(ク・クラックス・クラン:アメリカの人種差別団体)の本質は暇とハケグチである。

日々のできごとの陰にひそむこのような真の姿を、「人はインセンティブで動く」というセオリーを道標として、「いい疑問」と「いいデータ」を武器として、次々と解き明かしていく。

なんとも痛快の一語。

世の中のカラクリは見かけ通りでは決してないというのは、インターネット時代になって情報の検索や共有が容易になったこともあって、わしら(でさえ)もうすうす気づき始めている。
ただその姿に正しくアクセスするためには、冷静な目(あるいは立ち止まる余裕)と、情報の読み方を学ぶ必要があるだろう。

この本を読んで自分がカシコクなれるわけではないが、「今どき」を捉えるためのヒントは得られるかも知れない。

ちなみにブログもある。

2009/01/19 月

意識を意識してみる本

またムツカシイ本をムダに読んでしまった…。


なぜ難しいか。

人間に人間は理解できないと思うけどその限界領域のところの話だから、というのがひとつ。(章の扉にひとつ印象的な引用がある:「もし私に脳を理解できるほど複雑な頭脳があったなら、まさにそれゆえに私は脳を理解できないだろう」(エマソン・ピュー))

そんなビミョウな部分を精妙に語ろうとするとどうしても難しくなっちゃう、というのがひとつ。

アフォなのにそんな本を買って来んなよオレ、というのがひとつ(´Д`;)。
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