2008/07/11 金

時間の分子生物学

時間の分子生物学 (講談社現代新書)
時間の分子生物学」 粂 和彦 (講談社現代新書)

たまたま本屋で手に取った本。
近ごろのネタフリっぽい新書のタイトルじゃないなと思ったら、5年ほど前の本でした。
今風にいうなら「ショウジョウバエは夜、メスの夢を見るか?」つーところか?(笑)

2008/07/01 火

いやぁ、野球って本当に…

入ってくと面白いですね、と。

(以下長文)

2008/06/18 水

野村ノート

今日現在、楽天ゴールデンイーグルスはリーグ4位だけど、34勝33敗と貯金が1あり、パリーグ上位の一角を成している。
そしてこれは、野村監督の存在なくして語れない数字ではないか。

2008/03/28 金

蝦夷漫画

幕末の探検家で「北海道」の名付け親、松浦武四郎(一八一八-八八年)が残した、北海道とアイヌ民族に関する記録や絵図など千五百三点が国の重要文化財(重文)に指定されることが決まった。アイヌ民族関係資料の重文指定は初めてで、関係者は「アイヌ文化の伝承や保護の弾みになる」と歓迎している。

文化・芸能 北海道新聞


今朝の新聞に、その資料のうち「蝦夷漫画」の1ページの写真が掲載されていました。リムセの様子ですかね。
次いでWebサイトを見ると、その写真がカラーで掲載されていました。

ほかの画像も見れないかな?と思ってググってみると、なーんと、全文があるじゃないですか!

驚くなぁ、インターネット。

北大図書館のサイトです。

日本語読めないけど(アメリカ語習うより、こういうの読めるようにする方が先決かもねぇ(^^;))、非常に興味深いですね。

(17:10追記)

羊蹄ハケーン!

東北アブタの奥に立?形ち富士の如し

ながめやるかぎりの???白妙の
いずれをそれと後方羊蹄(知るべし)の山

か?

2008/03/27 木

疑う技術を疑う技術

疑う技術―ウソを見破る9つの視点 (PHP新書)
疑う技術―ウソを見破る9つの視点」 藤沢晃治 (PHP新書)


地頭(ぢあたま)力という言葉がはやっているようですが、それと一脈通じます。ある事柄のウラにある真実を見抜くために、鵜呑みじゃなくて「ちょっと待てよ」と考える余裕と視点を持ちましょう、という本です。

かくいう余裕を持つためには、鵜呑みをして胃を痛めるような経験がいくつも必要なんでしょうけどね。

しかし感心…というより笑っちゃったのは、これまで宣伝や企画提案の仕事を通して使ったことのある“方便”が全部書いてあること。説得術というのは相手の疑いを解く術ですから、騙し術と紙一重なんですね、きっと。

だから「疑う技術」じゃなくて「騙す技術」として読むと、この本の“面白さ”がさらに増すかも知れません。

2008/03/25 火

ゴダイゴ

異形の王権 (平凡社ライブラリー)
異形の王権」 網野善彦  (平凡社ライブラリー)


12~13世紀の習俗から、歴史の陰の部分を掘り起こそうという本です。
先日読んだ本(「山の人生」)が民間伝承からそれを読み取るなら、これは現代に伝わっている図版を解いて行こうという(一応)趣向です。

「異形」というのは、卑賤の者たちの装いのこと。
シモジモの服装なんてのは、確かに文書には書かれにくく、“なんとか図絵”の片隅に描かれているのを拾って行く作業なわけですな。

卑賤とは言ってもそれは金襴や覆面、柿色の山伏服で、それらがなぜ卑賤に貶められていったか?(被差別化の進行) や、名前くらいは知っている「後醍醐天皇」が、権力を我が手に奪還しようとしたときに、密教の法衣や法具を手にしていた…すなわち異形を身にまとっていたのはなぜか? それが後世に与えた影響は? などが語られて行きます。

一般啓蒙書ではなく学術論文で、専門用語が解説なく出て来たり、議論が極度に微細にわたったりしているので、若干読みづらくはあったのですが、当時の天皇がこうして一個の性格として見えて来るのはやはり面白いですね。

高校時代とかにこういう本を読むようなリテラシーがあったら、日本史も楽しかった(し頭に入った)ろうなぁ、というのが率直なところです(´Д`;)。

2008/03/18 火

山の人生

日本の里山は必ずしも高くも険しくもないけど、草いきれに満ちている。生命の宝庫。
それが「八百万の神」を生み、「天狗」や「河童」を生んだと単純に考えていたんですが…。

2008/02/07 木

忘れられた日本人

忘れられた日本人 (岩波文庫)
日本人は、物質的な豊かさを(一応)手に入れた一方、なにかを置き去りにしているのではないか? それがいま、さまざまな社会悪として露見しているのではないか?
というのがソボクな感懐であるのですが、こういう本を読むと、やっぱそうだよねぇ、と思いますね。


忘れられた日本人」 宮本常一 (岩波文庫)

2008/01/31 木

読書月間

今週は腰を痛めているので、家に帰ってメシ食った後はすぐ床にゴロリンと横になります。
それもあって、本が読めちゃって読めちゃって…(^^;)。

ひろ師推奨の頃から読書可能月間に突入したので、ちょうどよかったんですけどね。

先週辺りも、勢いがついてAmazonでポチ、ポチポチポチ…っと、気がついたら8冊くらいご購入。
冊子荷物が続々と届くので、やや顰蹙を買っていますが…。

で、Amazon。

  • 届く包みはすべてクロネコメール便でした(写真)。郵便会社ピーンチ、ですね。
  • 今回の8冊はすべて中古本。
    書店で探しても見つからないものが多いので、まさにロングテール万歳ですね。
    それに、もちろんモノによるんでしょうが、結構安値のものでも程度は悪くありません。書店にあっても、時間が経つだけでこのくらい焼けたりするだろ?つーくらいの本が安いんですから、つい愛用しちゃいます。
  • 安値と言えば、中には「1円」(もちろん送料は別)の本も。
    なぜ1円? そんなに価値がないのか? 出品者が自店誘引用に戦略的値付けを行っているのか? それとも、送料の差額で利ザヤを稼いでいるのか?
    ま、いいんですけどね…。

2008/01/28 月

リョーゲンの火のごとく

仕事の原稿で、「リョーゲンの火のように」と打とうとしたのですが、一発変換されません。

あれ、リョーゲンのリョーってどの字だっけ?
ちょっとド忘れ。

一応、正解イメージはあったのですが、念のため検索で確かめることにしました(フツーに辞書で確かめればよかったのだが)。

「リョー」の字がわからないので、「原の火のごとく」でググってみます。

したらまー…。

百花リョー乱です(笑)。

「僚原」「りょう原」「遼原」「煉原」「瞭原」「・・原」「焼原」「燈原」…。(「遼原」が多いかな)

明らかに誤字と思われるものもあれば、ひょっとしたらそういう言い回しがあるのではないか?と思っちゃうものまで多士済々。

ようやく正解と思われる「燎原」が出て来たのは、3ページ目の終わりまで行ったところでした。

頭がコンランしたので、辞書で再確認しますと、燎原で合っています。意味は「原を焼く火」で、「はるか(遼)な原の火」じゃありません(笑)。(つーか、じゃありませんと思います。)

ネット時代の言葉。やばいですよ。
「これが正しい」「これが間違い」なんてやっていると、ササれますよ。
Wikipediaじゃありませんが、刻々と変化するWiki国語辞典も必要かもね。

ちなみに「百花リョー乱」のリョーは、一応「瞭」ですね。(ウソ)
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